まほろ駅前番外地「麗しのカラオケモデル、探します」

何気ないんだけど、心に残るオハナシでした。

カラオケのレーザーディスク映像の女性に恋した男性が、便利屋、多田（瑛太）と行天（松田龍平）に「彼女を探してくれ」と頼みこむ顛末

そんなの無謀だと言いつつも「飲み代を払う」の条件に釣られてしまうのが可笑しいです。いつも無気力な行天が、今回は積極的で、多田を引っ張る形だったのも変化球で楽しいです

オチは「…なるほど」だったけれど「そういう、一夜限りの夢も、なんだかイイね」と、思わず、しみじみ…　

瑛太と松田龍平が「ただ、街を歩く」オープニング・シーンからして風情があって魅力的だし、大根仁ワールドは、やはり味がありますね


　　　　（ストーリー）

　多田（瑛太）と行天（松田龍平）がツケで食事をしているのは、ひと昔前の古臭いレーザーディスクのカラオケビデオが流れている店。その中に歌わないでカラオケの映像をじっと見ている客がいた。
翌日、昨日の店で映像をじっと見ていた男が多田便利軒を訪ねてきた。
「あのカラオケの女性を探してほしいんです。もし探してくれたら、あの店のツケ、僕が払います！」
ツケの支払いと引き換えに、多田はカラオケモデル探しを引き受けるのだが…。