2013年 03月 18日
ブラック・スワン |
「純白の野心は、やがて漆黒の狂気に変わる」まさに、そのもの物語。白鳥のホワイト演技は絶品でも、国鳥のブラック表現ができなかったヒロインが、それを手に入れるまでの「血の滲むような」芸への執念が、かぎりなく、ホラータッチで描かれます。
元バレリーナだったけれど、結婚・出産で、それを諦めた母親の重すぎる期待を乗り越えるまで、も、また裏テーマ。
畳みかけるような、妄想妄想の終盤は圧巻。
「レオン」の少女、ナタリー・ポートマンが、このようなオトナの狂気演技をして、アカデミー賞主演女優賞獲得するまでに成長したんですね、と感慨… (ウィノナ・ライダーが出てたとも知らなかったので、これまた遠い目…)
(あらすじ)
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。
by noho_hon2
| 2013-03-18 13:55
| 映画
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