RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

期待なく見たせいか、なかなか味わい深い、愛すべき作品でした。余韻も、ほっこり

でも、実は、富山地方鉄道運転士のドラマを描いた、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に続く、地方鉄道を焦点にしたRAILWAYSシリーズ第二弾だったのですね。続編もイイとは、ちょっとした快挙？！

三浦友和が不器用な定年を目前とした運転手さんを好演。ずっと実直に勤めてたけれど、ふとした機会。「カメラが好きだった」昔の夢を思い出すことができてヨカッタなぁ、と感じました

不器用ゆえに、すれ違ってたけれど、ちょっとしたアクシデントから、お互いの真摯な姿を見て、夫婦関係を結び直す展開も安心させられました。

ラストラン。車窓の風景や田園牧歌をいく姿…　大自然の感じにも癒されました。こういう「素直に見られる」作品には、ホッとしますね

ちなみに、蔵方政俊監督は、第一作目の助監督で、この作品で監督デビューになったのだそう。それもまた、心温まるエピソードですね。

　　　　（ストーリー）

三浦友和と余貴美子の共演で、富山を舞台に第二の人生を模索する運転士と妻の姿を綴る感動ドラマ。仕事ひと筋の鉄道運転士・滝島徹は気付けば59歳。専業主婦として彼を支えてきた妻の佐和子は、夫の定年退職を機に仕事を再開すると宣言するが…。