2013年 12月 02日
陰日向に咲く |

紆余曲折あれど、みんなが、どこかで繋がっていて、爽やかに終わるラストも、ヨカッタです。
ちょっと社会からはみだした、ややトホホな人々の軌跡を、V6の岡田准一、宮崎あおい、三浦友和、西田敏行、塚本高史、伊藤淳史、平山あや、緒川たまきと、豪華キャスティングで描かれてるのも、興味深いところ
監督は、ドラマ版セカチューや、「JIN-仁-」や「とんび」の演出、(「池袋ウエストゲートパーク」にも関わってたのですね)最近では「ツナグ」のヒットが記憶にあたらしい平川雄一朗… だから、映像的にも美しかったのかな?
金子ありさの脚本は、かなりディテールを変えてたそうですが、ベストセラーである原作もまた読んでみたいような気がしたのでした。
(ストーリー)
観光バスの運転手シンヤ(岡田准一)は、ふとしたきっかけで浅草で寿子(宮崎あおい)と知り合う。寿子は、35年前に浅草で芸人をやっていた母・鳴子(宮崎あおい・2役)の消息を追っていた。鳴子は、売れない芸人の雷太(伊藤淳史)とコンビを組んで、ストリップの幕間に漫才をやっていたのだ。しかし、雷太の行方はわからなかった。パチンコ依存症のシンヤは、借金を重ねたあげくオレオレ詐欺に手を染める。その相手の老婆こそ、雷太が浅草時代に思いを寄せていた前衛ストリッパーのジュピター(緒川たまき)だった。一方、崖っぷちアイドルみゃーこ(平山あや)を熱烈に応援するゆうすけ(塚本高史)は、小学生の頃の初恋の記憶を引きずっていた。その相手こそ、現在のみゃーこだった。ゆうすけらの努力によって、みゃーこは再びブレイクのきっかけをつかむ。エリート会社員のリュウタロウ(三浦友和)は、妻を亡くし息子から絶縁された心の痛みから、休暇を取って新宿でホームレス生活を始める。そこで出会ったのは、ホラ吹きで知られるカリスマ的なホームレスのモーゼ(西田敏行)だった。気楽そうに見えるモーゼだが、彼もまた悲しい過去を背負っていた。いよいよ借金で首が回らなくなり、弁護士センターへ相談に赴いたシンヤは、そこで寿子と再会する。彼女は、弁護士だったのだ。台風の豪雨の中、老婆の死を知らされて、彼女のアパートを訪れるシンヤ。そこには、ジュピターの居場所を知った寿子もいた。そして、かつてのプードル雷太が成長した姿のモーゼも、ジュピターと最期の別れにやってきた。人と人を結ぶ絆の深さを知ったシンヤは、亡き母と暮らした生家に向かう。そこには、父のリュウタロウがいた。二人は、思い出の桃の樹の下で記念写真を撮る。台風一過の空は、抜けるような快晴だった。
by noho_hon2
| 2013-12-02 16:47
| 映画
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タイトル : 『陰日向に咲く』
□作品オフィシャルサイト 「陰日向に咲く」□監督 平川雄一朗 □原作 劇団ひとり □脚本 金子ありさ □キャスト 岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、西田敏行、三浦友和、平山あや、塚本高史、緒川たまき ■鑑賞日 1月27日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★...... more
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