2014年 11月 25日
綿いっぱいの愛を! |

作家としてもSF小説の権威「星雲賞」を2年連続受賞、現在も複数の連載をかかえる売れっ子作家オーケンの爆笑のほほんエッセイ集
オーケンの文章に初めて「ををっ!」と感銘をうけたのは、大好きな中島らもさんの文章を「ほかほかの炊きたてご飯のようだ」と比喩したのに感動した時、以来です。
好きが高じて、写して学ぼうとし、らもさんに「それでは、写経だよ」と突っ込まれたエピソードも可笑しいです。
なんといっても、独特のユーモラスさがイイですよね。
どんなトホホ経験も「ネタになるのだ」を合言葉にすると「乗り越えられる」というスタンス。幼少体験から、諸々の体験、見聞、等… 独特の視点と比喩がよくて、笑いながら読めるのが、いいなぁ、と感じるのでした。
個人的には、オーケンが大好きで、よく比喩に出てくるプロレス・ネタですが、彼の手にかかると、分かりやすくて、とても愛すべきものに思えてグッドです。
余談ながら、筋肉少女隊時代のオーケンと、その詞を、あの柴門ふみが、とても誉めてていて、ファンだったことも、昔、うんとインパクト。やはり、文章で頭角をあらわしましたね。
元気を出したい時、笑いたい時、リラックスしたい時、オススメなのでした。
[目次]
人間万事塞翁がコラムネタ
南セントレア市はできなかった
鴨川痴漢旅…ってオイ!!
手塚治虫よ、ちっぽけなプライドを返せっ!
スペル星人はどこへ消えたのだろうかと
ドラえもんとLSDの関係
追悼らもさんキープ・オン・ロッキン!
中島らも追悼ライブ・その裏側を暴く!
オムライザー!え?藤岡弘!?
ジーン・シモンズに会って来た〔ほか〕
by noho_hon2
| 2014-11-25 16:29
| 本、雑誌
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