深夜食堂３「きんぴらごぼう」

珍しく、オープニングから、エンディングまで飛ばさずに見て、じっくりと味わう作品です。

じつは、ずっと、なぜ、恩師、千鶴（つみきみほ）に憧れて、堅気の男になろうと仕事してた、元・ヤクザのゲン（山中崇）が号泣してたのか、分からず、

次のシーンの意味と併せて？？だったのですが…　ようよう謎が解けました。

千鶴の、日本での過密スケジュールも、「生き急いでる」がゆえん。しかも、許されない恋が絡んでました。

エアメールの手紙も、千鶴からでないのに、大きなショックを受けてたのが、今ひとつピンとこず、ラストは幸福そうなツーショットだったので、今ひとつ「何故？」だったのですが、

手紙は千鶴の友人からで、おそらく訃報。ラストは、切ない約束でもあったのかもしれませんね。

思わず　(;_;)

きんぴらごぼう、好きです。

　　　（ストーリー）

「きんぴらごぼうあるかしら？」颯爽とした印象の女、市川千鶴（つみきみほ）が店に入ってくる。驚いて目を見開く、常連客で地回りのヤクザ・ゲン（山中崇）。千鶴は、ゲンの高校時代の英語の教師であり、部活の顧問、そして憧れの女性だった。有頂天のゲンは、その晩千鶴と飲み明かし、千鶴に「愛してるぜー！」と叫ぶ。

千鶴は教師の仕事を辞めたあと、通訳の仕事でニューヨークに渡っていた。帰国は10年ぶりとなる。時間を惜しむように昔の仲間や世話になった人と会う千鶴。その理由をマスター（小林薫）にだけほのめかす。そんなことは知らず、千鶴との時間を待ちわびるゲン。高校を辞めて上京するときに千鶴が持たせてくれたきんぴらごぼうの味を思い出しながら、千鶴のために堅気の男になろうと誓っていた。