2015年 01月 14日
SWITCHインタビュー 達人達(たち)「東出昌大×朝井リョウ~“サトリ世代”って言うな!~」 |

東出昌大は、朝ドラ「ごちそうさん」でヒロイン杏の夫役を演じ、大ブレイク。
映画「寄生獣」「アオハライド」とヒット作が封切られ、大河では、吉田松陰から天下の英才と称された長身の美男子・久坂玄瑞役で、初めての時代劇。
朝井リョウは、戦後最年少の23歳で直木賞を受賞し、デビュー作、「桐島、部活やめるってよ」は62万部を超えるヒットになり、映画化も大成功。
その後も、就活、就職を経て、会社員生活を続けつつ、大学生の就活を描いた「何者」など、現代に生きる若者たちのリアルな感情を発信。
この2人が「桐島…」が縁で、同世代でもあることから、友情が生まれ、以後2年半。メールの往復をしてるのだとか。
対談の場所は、浅井が執筆活動に使ってるというファミレスと、東出のホームグランド、大河の撮影現場。
朝井はいきなり「東出くんは最近、“いい人”コーティングが厚くなっている」「売れるにつれてホトケ度が増している」と、ガツン。彼の提案。お互い、対談が「それ、ちょっと待ったぁ」な時は、ホイッスルを吹く、という企画もウケました。
当然、2人して、よくお互いの作品を見ていて「寄生獣、不気味な笑顔がヨカッタ。美形が変身すると映えるよね」には「…なるほど」。東出の朝井をして「最近、だんだんブラック度が増してるよな」には、あははは…
朝井は、5~6歳から小説を書き始め、「人を主人公にした小説を書き始めてから、精神的な青春が終わった」「執筆の原動力は“怒り”」という彼の自己分析には、ふむふむ。
これは、この対談以外で見たのですが、朝井は、ひとつの取材活動として、就活、就職、会社員生活を経験。身をもって知り、そこで感じたものから発信してるのだとか。
また、知らなかったのですが、東出は、朝ドラ前は、モデル活動をしてて、長身と端正なマスクがかわれて、ファッション誌の表紙を飾り、パリコレまで経験。でも、「自分には、ずっと続けられない」という思いから、役者方向に。
論は、かの号泣議員にも及び、これにはウケました。
ある意味、強運なメディアの寵児である、お二人は、すごく真面目で真摯。「現代の若者の気持ち」「時代の空気」など、いろいろな意味で興味深かったです。後半は、ホイッスル、鳴りまくってたけどね。
「他の俳優の誰1人にも負けたくない」 「実はマジメ系クズ」の青さには、なるほどな。その真面目さ、杏が惚れたのも分かるような…
偶然、新春から、いいものを見ました。満足。
by noho_hon2
| 2015-01-14 17:59
| テレビ
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