2015年 02月 18日
しりとりえっせい 中島らも |

後年、その事を本人に伝えたら、「それじゃキミ、写経だよ」と言われたエピソードには笑ったのですが、本当ですよね。
「明るい悩み相談室」時代から、中島らもワールドのファンです。
特に、この企画は、ノリが軽くてユーモラス。扱ってるワードもディープなものから、すちゃらかなものまで… 楽しかったのでした。
まさに、メビウスの環。珠玉の105篇!
具体的には、しりとり→リトマス試験紙→白雪姫→メタモルフォーゼ→ぜいたく→くさる→ルナティック→苦痛→うんざり→リーダーシップ→プサルテリウム→夢想→嘘→装置→蓄膿症→うたたね→値上げ→幻覚→くすり→リラックス→スタミナ→謎→ゾンビ→貧乏→うんこ→殺し屋→ヤクザ→ざるそば→場末→エロ→ろうそく→クアトロ→露天風呂→ローソングルメ… なんですもの。
奇しくも「野たれ死に」には、いくつか挙げてる例に(自分は)「階段を踏み外して死ぬ」があり、ドッキリ。
最後の「連れ込みホテル」→「ルフラン」のフィニッシュには、ちょっと胸キュンだったのでした。
マイケルじゃないけれど、あまりの才能と、サービス精神。その繊細さゆえに、アル中になり、その経験をも糧とした仕事ぶりには頭が下がるばかり。神様が連れて行ってしまったのでは? と感じてしまうのでした。
その大きな才能に、改めて合掌
by noho_hon2
| 2015-02-18 14:58
| 本、雑誌
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