心がポキッとね「この生活、キツ過ぎません？究極に面倒くさい恋の行方とは!?」

なんだか、心身ともに非常に疲れてるのに、街で追いかけっこする羽目になったり　家でも、微妙な立場。女達のパチパチに「ああ、ひとりになりたい」とつぶやき続ける、小島春太(阿部サダヲ)が、気の毒だけど、可笑しかったです。

大竹心(藤木直人)を神と崇めつつ、鴨田静(山口智子)に、メラメラと対抗心を燃やす、葉山みやこ(水原希子)の、エネルギッシュ・うざ娘ぶりが、ハマってます。

個人的には、凝ったインテリア、呪文料理と、オシャレ・リッチな生活を目指す静と、かぎりなくＫＹというか、やたら大らかで、テキサス・バーガー大好物の心の対照ぶりも、プププ…

かつて、溌剌とした魅力で、視聴率・女王だった、山口智子。なまじ、今も若々しくスタイル抜群だけど、変わらなすぎて、時代の空気からは、微妙にズレちゃってるような…

ちょっと疲れるけれど、心惹かれるものもあり、もうしばし様子見しようかな？気分なのでした。

　　　　（ストーリー）

　小島春太(阿部サダヲ)は、元妻の鴨田静(山口智子)に再会するも、別人になり切っている静にあわせて、初対面を装い続けた。そんな中、大竹心(藤木直人)を神と崇める葉山みやこ(水原希子)が、心に静との関係を尋ねる。心は、愛し合っている関係だと、屈託もなく答えた。すると、みやこは静に敵意をあらわにし、静の過去の結婚歴や年齢についてズバズバと質問を続ける。一方で、静がみやこの身上について尋ねると、自分のことを話すのは嫌いだ、と口をつぐむ。女性同士の緊張感みなぎるやりとりに、春太はいたたまれない。

　心と静の住居スペースから、階下の自分たちのスペースに戻った春太とみやこ。みやこは、心と静の関係には違和感がある、春太と静が付き合った方がお似合いだ、などと勝手なことを言う。さらにみやこは、心を思う余り暴走しそうだから、そんな自分を見張ってくれ、と頼む。

　翌朝、春太は睡眠不足のまま家具店「リオ ボニート」に出勤する。そんな春太を見た糸山扶美(徳永えり)は、顔色が悪いことを異常に心配し、救急車を呼ぼうか、などと言う。辟易とする春太の気も知らずに突っ走る扶美。そのやりとりを、富田涼(永瀬匡)と庄司加代子(池津祥子)が見ていた。

　昼休憩になり、一人の時間を取り戻した春太。公園でくつろいでいると、静が現れて、ちょっと付き合って欲しいと言う。驚きながらも、静の後ろを付いて歩く春太。さらにその後を、牧野江里子(山下リオ)が付いて行き…。