2015年 04月 27日
天皇の料理番「~時代を超える人間の愛と命の感動物語~どうしようもない男が百年前に見た料理への果てなき夢…」 |
原作、『天皇の料理番』は、1979年に出版された、杉森久英による小説。過去、3度にわたりテレビドラマ化された名作なのですね。
個人的には、エネルギー過剰すぎるのか、最初は不良というか、規格外だった個性が、「これぞ!」な道を見つけて、のぼりつめていく軌跡は、なんとなく宮本武蔵を連想させました。佐藤健の短髪姿が新鮮です。(祝・佐藤健、TBSの連続ドラマでは単独初主演♪)
それに最初に、その後の快進撃と大成ぶりを語ってるので、安心して、ハラハラ時代も見守れるのかも
でも、つい夢中になって、邁進すれど、すぐ飽きて、転々と… というのが笑えますね。
もうひとつは、兄の周太郎 (鈴木亮平)、縁あって結婚した、というか婿に行った先の、妻・俊子 (黒木華)と、人に恵まれたのかも。
黒木華、繊細な演技が光りました。
「美味しそうなシーン」も見どころのひとつ、でした。
これは、「これぞ!」の「道を見つける」までのプロローグで、次回から厳しい修行時代に入りそうですが、安定感がヨイです。楽しみ楽しみ。
(ストーリー)
明治37年 (1904年) 正月。
福井の秋山家は、父・周蔵 (杉本哲太) を筆頭に、弁護士を目指す長男・周太郎 (鈴木亮平) も帰郷し、家族一同希望に満ちていた。唯一心配の種と言えば、仏門に修行に入った16歳の次男・篤蔵 (佐藤健)。そしてその不安は的中、正月の祝いの席に 「もう面倒は見切れない」 と寺から破門を言い渡された篤蔵が、意識の無い状態で運び込まれたのだ。
もしや死んだのか !? と心配する秋山家の面々だが、運んできた坊主に言わせると、どうやら酒を飲んで酔っ払い、墓場の坊主墓を落とす悪行をしでかしたらしい。
何をしても長続きしない篤蔵の将来を案じた父・周蔵は、鯖江の昆布問屋・松前屋 (高浜家) の婿養子の話を取り付けてきた。そして篤蔵は高浜家の長女・俊子 (黒木華) の婿として、新しい生活を始めることになる。昆布問屋の仕事は、篤蔵にとって意外と馴染みやすいものだった。鼻が良い篤蔵は、産地の違う昆布をかぎ分けることができ、松前屋の主で俊子の父・金之介 (日野陽仁) も一目置くようになる。次第に篤蔵は高浜家に馴染み、俊子の表情にも笑顔がこぼれるようになっていく。
そんなある日、鯖江連隊に配達に出かけた篤蔵は、厨房から漂って来たえもいわれぬ匂いに興味をそそられる。厨房には篤蔵が見たことも無い食材が並び、調理している 田辺軍曹 (伊藤英明) は、福井ではまだ食べる習慣の無かった牛肉を料理しようとしていた。興奮を抑えられない篤蔵は、田辺の調理を興味深く見続ける。そして勧められるまま、揚げたてのカツレツを口にした篤蔵は、生まれてから経験したことの無い強い衝撃を受けた。
それが…
篤蔵の人生が変わった瞬間だった…
一口のカツレツに篤蔵がみた夢…
その日から篤蔵は 「商いの売込み」 と嘘をつき、鯖江連隊で田辺に料理を習うようになる。篤蔵にとっては見たことのない、食べたことのない料理は飽きることはなく、人生で初めて 「楽しい」 と感じる日々だった。そんな篤蔵の微妙な変化に、俊子は一抹の不安を覚えていた。そして、篤蔵が 「売込み」 ではなく鯖江連隊で料理を習っていることが、金之介に知られてしまい…
個人的には、エネルギー過剰すぎるのか、最初は不良というか、規格外だった個性が、「これぞ!」な道を見つけて、のぼりつめていく軌跡は、なんとなく宮本武蔵を連想させました。佐藤健の短髪姿が新鮮です。(祝・佐藤健、TBSの連続ドラマでは単独初主演♪)
それに最初に、その後の快進撃と大成ぶりを語ってるので、安心して、ハラハラ時代も見守れるのかも
でも、つい夢中になって、邁進すれど、すぐ飽きて、転々と… というのが笑えますね。
もうひとつは、兄の周太郎 (鈴木亮平)、縁あって結婚した、というか婿に行った先の、妻・俊子 (黒木華)と、人に恵まれたのかも。
黒木華、繊細な演技が光りました。
「美味しそうなシーン」も見どころのひとつ、でした。
これは、「これぞ!」の「道を見つける」までのプロローグで、次回から厳しい修行時代に入りそうですが、安定感がヨイです。楽しみ楽しみ。
(ストーリー)
明治37年 (1904年) 正月。
福井の秋山家は、父・周蔵 (杉本哲太) を筆頭に、弁護士を目指す長男・周太郎 (鈴木亮平) も帰郷し、家族一同希望に満ちていた。唯一心配の種と言えば、仏門に修行に入った16歳の次男・篤蔵 (佐藤健)。そしてその不安は的中、正月の祝いの席に 「もう面倒は見切れない」 と寺から破門を言い渡された篤蔵が、意識の無い状態で運び込まれたのだ。
もしや死んだのか !? と心配する秋山家の面々だが、運んできた坊主に言わせると、どうやら酒を飲んで酔っ払い、墓場の坊主墓を落とす悪行をしでかしたらしい。
何をしても長続きしない篤蔵の将来を案じた父・周蔵は、鯖江の昆布問屋・松前屋 (高浜家) の婿養子の話を取り付けてきた。そして篤蔵は高浜家の長女・俊子 (黒木華) の婿として、新しい生活を始めることになる。昆布問屋の仕事は、篤蔵にとって意外と馴染みやすいものだった。鼻が良い篤蔵は、産地の違う昆布をかぎ分けることができ、松前屋の主で俊子の父・金之介 (日野陽仁) も一目置くようになる。次第に篤蔵は高浜家に馴染み、俊子の表情にも笑顔がこぼれるようになっていく。
そんなある日、鯖江連隊に配達に出かけた篤蔵は、厨房から漂って来たえもいわれぬ匂いに興味をそそられる。厨房には篤蔵が見たことも無い食材が並び、調理している 田辺軍曹 (伊藤英明) は、福井ではまだ食べる習慣の無かった牛肉を料理しようとしていた。興奮を抑えられない篤蔵は、田辺の調理を興味深く見続ける。そして勧められるまま、揚げたてのカツレツを口にした篤蔵は、生まれてから経験したことの無い強い衝撃を受けた。
それが…
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by noho_hon2
| 2015-04-27 07:54
| ドラマ
|
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タイトル : 天皇の料理番 (第1話・4/26) 感想
TBS系『天皇の料理番』(公式) 第1話(初回2時間スペシャル)『~時代を超える人間の愛と命の感動物語~どうしようもない男が百年前に見た料理への果てなき夢…』の感想。 なお、原作小説:杉森久英『天皇の料理番』は未読。過去のドラマ作品も未見。 1904(明治37)年。福井の農村で生まれ育った篤蔵(佐藤健)は、何事にも熱しやすく冷めやすい次男の行く末を心配し...... more
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タイトル : 天皇の料理番 第1話
1904年(明治37年)の正月、福井の秋山家では、父・周蔵(杉本哲太)の元に弁護士を目指す長男・周太郎(鈴木亮平)も帰郷して、家族で祝いの膳を囲んでいました。 唯一の心配の種が、仏門に修行に入った16歳の次男・篤蔵(佐藤健)でした。 その不安は的中して、祝いの席に、寺から破門された篤蔵が酒に酔って意識にない状態で運び込まれます。 何をしても長続きしない篤蔵の将来を案じた周蔵...... more
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タイトル : 【天皇の料理番】第1話 感想
篤蔵。 お前は、いっつもそうだな。 学ぶということができぬ。 できぬことがあるとすぐに我流を押し出す。 癇癪を起こし、揚げ句の果てにはできぬことをつまらぬと言いかえ、強弁する。 相場師でも坊さんでも、つまらぬと思わず続けていく人は大勢いる。 その人達は全てが性に合っていたから続けていけたんだろうか。 俺は違うと思う。 嫌なこともあるけど辛抱して努力して、そん中に面白さ...... more
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タイトル : 「天皇の料理番」 第1話 〜時代を超える人間の愛と命の感..
時は明治37年(1904年)福井県武生に「たわもん(怠け者)」で「のくてぇ子(おバカさん)」の「のく蔵」と呼ばれとるろくでもねぇ男がおった。 秋山篤蔵(佐藤健)、16歳。 剣道 ...... more
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タイトル : 天皇の料理番 episode1
「〜時代を超える人間の愛と命の感動物語〜どうしようもない男が百年前に見た料理への果てなき夢…」 内容 福井県、武生。明治37年、正月。 秋山周蔵(杉本哲太)のもとに家族が集まっていた。 東京の大学で、弁護士を目指す長男・周太郎(鈴木亮平)も帰郷。 そこへ...... more
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タイトル : 天皇の料理番 第1話
「~時代を超える人間の愛と命の感動物語~どうしようもない男が百年前に見た料理への果てなき夢…」 4月26日 日曜よる9時 初回2時間スペシャル 明治37年 (1904年) 正月。 福井の秋山家は、父・周蔵 (杉本哲太) を筆頭に、弁護士を目指す長男・周太郎 (鈴木亮平) も帰…... more
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「天皇の料理番」は実在した料理人秋山徳蔵をモデルとしたドラマで地方の大地主の次男として生まれた男が破天荒な人生を歩みながらも天皇の料理番になるまでを描いた実話のストー ...... more
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タイトル : 天皇の料理番一話&ワイルド・ヒーローズ二話&ようこそ、わ..
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タイトル : 天皇の料理番〜俊子役の黒木華さんの静かな演技が秀逸
高浜俊子役の黒木華さんが上手いんですよね。 ・篤蔵(佐藤健)が美人の妹を結婚相手と勘違い〜彼女はそれを受け入れる。 ・変顔。 ・篤蔵が自分との結婚の喜びを語ってくれた時のうれしそうな顔。 ・のめり込みやすく、飽きやすい篤蔵のことを知った時の戸惑い。 ・外...... more
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タイトル : 天皇の料理番第1話(4.26)
杉森久英原作だそうですが、原作未読 天皇の料理番にまで上りつめた秋山篤蔵@佐藤健の修業と成長を描くドラマ 初回は、寺で修行するも破門され、 結婚して婿養子になるも仕事に精を出さなかった篤蔵が 初めて食べたカツレツの味に感動、料理人の道を志し家族を捨て出奔、 東京の料理店で修業を始めることになったと。 一本気な篤蔵の為人、そして篤蔵が周囲の人に恵まれているのがわかった初回だった。 でも淡々としていて、内容的にはあまり面白いとは思えなかった。 篤蔵の修業が始まる次回以降で本格的なストーリーが始まるのでしょ...... more
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タイトル : 【天皇の料理番】初回(第1話)感想と視聴率好...
「~時代を超える人間の愛と命の感動物語~どうしようもない男が百年前に見た料理への果てしなき夢…」初回(第1話)視聴率は、15.1%(関東)。「アイムホーム」(初回16.7%)に次ぐ第2位...... more
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タイトル : 天皇の料理番 第1話 簡単感想
明治37年(1904年)正月。福井の秋山家は、父・周蔵(杉本哲太)を筆頭に、弁護士を目指す長男・周太郎(鈴木亮平)も帰郷し、家族一同希望に満ちていた。唯一心配の種と言えば、仏門に修行に...... more
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