2015年 12月 17日
無痛~診える眼~ 最終回「痛みとは…」 |
ひとにとって「痛みとは何か?」を問いかける意味で、大変、意欲的な作品、だと思いました。その周辺を、うまくエンタメ化。サスペンスフルにして魅力があったし、考えさせられました。
キャスティングも、ハマってたかな?
なにより、外見を見るだけで症状や予後がわかり、犯罪者にみられるエネルギー過多の一種である「犯因症」の兆候も見分けられる、って能力により、
独自の展開をする、主人公の町医者、為頼(西島秀俊)の、妻を亡くしつつも、診療所でアットホームに暮らしてる、設定も面白かったし
最終回で明らかになった、無痛治療を目指し、大病院の院長に。そのヒントとなりえる先天性無痛症であるイバラ(中村蒼)を直接担当し、自らが開発した無痛治療の新薬の服用させてた白神(伊藤英明)の真の目的は、
仲の良い優秀な兄弟として育ったものの、自分は心蔵が悪く、兄が、失恋のショックで登山による事故。その結果、心蔵を移植して健康な身体に。
ある日、新聞で見た、兄の元・恋人が、とても幸せそうな様子が記事になってるのを見て、プツン。イバラを使い、その殺害を企てたとは!
熱血漢タイプの警察官だけど、そのあまり、「犯因症」の兆候が見られた早瀬(伊藤淳史)の存在も意味深でしたね。結局、最後には、為頼の阻止にもかかわらず、イバラを拳銃で撃ち、川に転落させてしまったし…
幼少期の虐待環境のせいで、声が出ないことから虐められ、心を閉ざしてたサトミ(浜辺美波)が、為頼の「診える眼」のおかげで、喉を怪我してたからと分かり、声を取り戻すと共に、心も開くように。
そして偶然、一家殺害事件を目撃し、現場に帽子を落としてしまったことから、イバラが現場に、それを置き、起き、早瀬から疑惑の目を向けられます。
ミサトとイバラの逃避行の回も感慨深かったです。
結局、白神はイバラに襲われて窓から転落。ビターな最期でしたが、イバラが全面的な信頼を寄せ「自分の居場所だ」とまで言って慕ってた分、「利用されてた」ことを知り、逆上したのも仕方無かったのかも。
たしかに、痛みは辛いし、自分も周囲へもダメージを与えるので、出来れば避けて通りたい、とは誰しも願うこと。特に、最期は決して美しくないかもしれない。だけど、痛みは「重要なメッセージ」であり、生きていくのに欠かせぬこと。
何より、誕生には陣痛がつきもの、ですよね。コウノトリ先生じゃないけれど
ましてや、終末医療は… 深いテーマです。
このドラマでは、英介の義姉で為頼診療所の看護師でもある、井上和枝(浅田美代子)が料理し、みんなと食べるシーンが大変、多く出てきましたが、これもまた、「生きること」とリンクした、大切なことに思われて。
数字は取れなかったかもしれないけれど、誠実で意欲的なドラマに感じました。
私は評価したいです。
(ストーリー)
診療所に戻った為頼英介(西島秀俊)は、早瀬順一郎(伊藤淳史)がイバラ(中村蒼)に拳銃で発砲したことを高島菜見子(石橋杏奈)、井上和枝(浅田美代子)に話す。イバラは川に転落したまま行方がわからない。和枝は発砲を焦った早瀬の方が危険ではないかと危惧。寝ていたはずの南サトミ(浜辺美波)が話を聞いてしまい、玄関から飛び出そうとするのを和枝が必死に抑えた。
翌日も警察はイバラの捜索を続ける。一方、信用を失った『白神メディカルクリニック』は患者の転院などの整理が進められていた。秘書の横井清美(宮本真希)は今後の相談をしようと院長室へ行くが、白神陽児(伊藤英明)姿はなく、携帯電話も繋がらない。
為頼の診療所には早瀬が姿を現す。イバラを撃ったことを責める為頼に、早瀬は彼を殺害するしかないと口走る。為頼は早瀬に白神から言われたのではないかと問う。為頼は、白神が早瀬にイバラを殺すようそそのかしたと続けた。そして、為頼はイバラの治験データを早瀬に見せる。データはイバラが白神に処方された薬の影響で一家殺害時の記憶の喪失、薬による強暴性の増加を語っていた。早瀬は一家殺害に白神の関与がありそうなことに気づかされる。
by noho_hon2
| 2015-12-17 08:28
| ドラマ
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