2015年 12月 24日
おかしの家 最終回「素敵な時間はいずれ終る」 |
「この猫が自分の車のボンネットに傷をつけたから賠償しろ」という、なんとも理不尽なネコ裁判だったけど、
礼子(尾野真千子)の子供が餌付けしてた写真を突きつけられて、訴訟に負け、駄菓子屋「さくらや」を手放した太郎(オダギリジョー)たち。
太郎と、礼子母子は結婚し、祖母・明子(八千草薫)と一緒に住むつもりで、「エレベーターのある」家を探してたのに、明子は養護老人施設への入所を決意して、聞き入れません。
ふとした瞬間、太郎の名前を忘れてしまった自分に、何かを感じたのでしょうね。送迎バスに乗せたくなくて、あとでタクシーで送り、別れたエピソードが、太郎らしくて、ホロリ、でした
思えば、ゆったりとした時間が流れる、裏手の広場に集まってた面々… 就職活動の途中、剛(前野朋哉)をかばって、不慮の事故で星になった島崎(嶋田久作)
脚本家志望の三枝(勝地涼)は、とつぜん執筆活動を開始してたけれど、映画プロデューサーが三枝の脚本を見てくれるという大チャンスが訪れて、成功。
太郎も、イタリアで修行し、レストラン「さくらや」を軌道に乗せるまでに。
途中の「天使の歌声」エピソードは、ファンタジーで、ユーモラスでしたね。
ゲストも贅沢な使い方でした。エンディング、忌野清志郎の曲が、しみます。
その2人が交わした会話も、タイトルを筆頭に諸々にリンクしてて、心に響きました
「どんどん、忘れるんだよ、大切だと思ってたことをさ。昔はあんなにはっきり見えたのに…」
ラストは、明子の容体が悪くなった電話によって、施設にかけつける太郎と礼子の姿で終わり、その先は、視聴者の想像に委ねてたけれど、名場面の回想でふりかえるフィニッシュは、切なくも、温かく粋なはからい。
ヨイなぁ…と感じてしまったのでした。
なんとも滋味あるドラマでした。
また、こんな誠実な作品をオンエアして欲しいです。
個人的には、八千草薫とオダギリジョー…
その共演だけでも、大いに価値アリ、だったのでした。
(ストーリー)
裁判に負け、駄菓子屋「さくらや」を手放した太郎(オダギリジョー)たち。
太郎と礼子(尾野真千子)が新たな生活を模索する中、祖母の明子(八千草薫)もまた養護老人施設への入所を決意する。
礼子(尾野真千子)の子供が餌付けしてた写真を突きつけられて、訴訟に負け、駄菓子屋「さくらや」を手放した太郎(オダギリジョー)たち。
太郎と、礼子母子は結婚し、祖母・明子(八千草薫)と一緒に住むつもりで、「エレベーターのある」家を探してたのに、明子は養護老人施設への入所を決意して、聞き入れません。
ふとした瞬間、太郎の名前を忘れてしまった自分に、何かを感じたのでしょうね。送迎バスに乗せたくなくて、あとでタクシーで送り、別れたエピソードが、太郎らしくて、ホロリ、でした
思えば、ゆったりとした時間が流れる、裏手の広場に集まってた面々… 就職活動の途中、剛(前野朋哉)をかばって、不慮の事故で星になった島崎(嶋田久作)
脚本家志望の三枝(勝地涼)は、とつぜん執筆活動を開始してたけれど、映画プロデューサーが三枝の脚本を見てくれるという大チャンスが訪れて、成功。
太郎も、イタリアで修行し、レストラン「さくらや」を軌道に乗せるまでに。
途中の「天使の歌声」エピソードは、ファンタジーで、ユーモラスでしたね。
ゲストも贅沢な使い方でした。エンディング、忌野清志郎の曲が、しみます。
その2人が交わした会話も、タイトルを筆頭に諸々にリンクしてて、心に響きました
「どんどん、忘れるんだよ、大切だと思ってたことをさ。昔はあんなにはっきり見えたのに…」
ラストは、明子の容体が悪くなった電話によって、施設にかけつける太郎と礼子の姿で終わり、その先は、視聴者の想像に委ねてたけれど、名場面の回想でふりかえるフィニッシュは、切なくも、温かく粋なはからい。
ヨイなぁ…と感じてしまったのでした。
なんとも滋味あるドラマでした。
また、こんな誠実な作品をオンエアして欲しいです。
個人的には、八千草薫とオダギリジョー…
その共演だけでも、大いに価値アリ、だったのでした。
(ストーリー)
裁判に負け、駄菓子屋「さくらや」を手放した太郎(オダギリジョー)たち。
太郎と礼子(尾野真千子)が新たな生活を模索する中、祖母の明子(八千草薫)もまた養護老人施設への入所を決意する。
by noho_hon2
| 2015-12-24 08:39
| ドラマ
|
Trackback(3)
|
Comments(0)
Tracked
from ディレクターの目線blo..
at 2015-12-24 09:40
タイトル : おかしの家 (第10話 最終回・12/23) 感想
TBS系・水ドラ!!『おかしの家』(公式) 第10話/最終回『忘却』ラテ欄『敵な時間はいずれ終る』の感想。 なお、原作小説:山田タロウ氏の『うちのネコが訴えられました!? -実録ネコ裁判-』は未読。 太郎(オダギリジョー)は礼子(尾野真千子)らと暮らすため、新しい家を探しに不動産会社を訪ねる。しかし明子(八千草薫)は、養護老人ホームに入るから一緒には暮ら...... more
TBS系・水ドラ!!『おかしの家』(公式) 第10話/最終回『忘却』ラテ欄『敵な時間はいずれ終る』の感想。 なお、原作小説:山田タロウ氏の『うちのネコが訴えられました!? -実録ネコ裁判-』は未読。 太郎(オダギリジョー)は礼子(尾野真千子)らと暮らすため、新しい家を探しに不動産会社を訪ねる。しかし明子(八千草薫)は、養護老人ホームに入るから一緒には暮ら...... more
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from トリ猫家族
at 2015-12-24 17:01
タイトル : 「おかしの家」 第十話(最終話) 忘却
「さくらや」の前に椅子を出してお客さんが来ないか見ている明子(八千草薫)。 そしてため息をつきながら隣に椅子を並べて一緒に前の通りを見つめる太郎(オダギリジョー)。 ...... more
「さくらや」の前に椅子を出してお客さんが来ないか見ている明子(八千草薫)。 そしてため息をつきながら隣に椅子を並べて一緒に前の通りを見つめる太郎(オダギリジョー)。 ...... more
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from ドラマハンティングP2G
at 2015-12-24 17:42
タイトル : おかしの家 各話あらすじ
第一話「濃いと恐怖」 2015.10.21 OnAir 東京・下町の片隅に、昔ながらの小さな駄菓子屋・さくらやがひっそりと存在する。両親を早くに亡くし、大のおばあちゃん子の主人公・太郎(オダギリジョー)は、祖母・明子(八千草薫)が営む経営状態の苦しいさくらやを守ろうと奮闘…... more
第一話「濃いと恐怖」 2015.10.21 OnAir 東京・下町の片隅に、昔ながらの小さな駄菓子屋・さくらやがひっそりと存在する。両親を早くに亡くし、大のおばあちゃん子の主人公・太郎(オダギリジョー)は、祖母・明子(八千草薫)が営む経営状態の苦しいさくらやを守ろうと奮闘…... more