2016年 05月 22日
ソロモンの偽証 前篇・事件 |
ある雪の日に起こった、不可解な、ひとりの少年の死亡事件、隠蔽しようと躍起になる学校側ただ、ひたむきに「真実が知りたい」、まっすぐな情熱。思春期エネルギーが胸を打ちます。
被告となる、家庭内暴力にあってる少年を、同じような境遇の生徒が「僕が弁護する。彼を法定に連れてくる」と言ってたのが心に残りました。
物語の中心となる12人をはじめとした中学生キャストは、1万人の応募があったオーディションで選出。藤野涼子役の新人女優・藤野涼子は、本作での役名をそのまま芸名に女優デビューを飾ったんですってね。
彼女のひたむきさ、初々しさが物語を牽引します。
来週の続き。生徒達の裁判編が、とても楽しみなのでした。
(解説)
人気作家・宮部みゆきのベストセラーを実写化した、ミステリー2部作の前編。ある中学校で起きた不可解な生徒死亡事件と、その真相を暴こうする女子生徒が開く学校内裁判の行方を追い掛ける。監督を務めるのは、『孤高のメス』などの成島出。『超高速!参勤交代』などの佐々木蔵之介、『小さいおうち』などの夏川結衣、『八日目の蝉』などの永作博美といった実力派が結集、大規模オーディションを敢行して舞台となる中学校クラスの生徒役33人を選出。事件を機に浮かび上がる、人間が抱える闇の深さに息をのむ。
(ストーリー)
クリスマスの朝、雪に覆われた中学校の校庭で柏木卓也という14歳の生徒が転落死してしまう。彼の死によって校内にただならぬ緊張感が漂う中、転落死の現場を目にしたという者からの告発状が放たれたことによってマスコミの報道もヒートアップ。さらに、何者かの手による殺人計画の存在がささやかれ、実際に犠牲者が続出してしまう。事件を食い止めようともせず、生徒たちをも守ろうとしない教師たちを見限り、一人の女子生徒が立ち上がる。彼女は学校内裁判を開廷し、真実を暴き出そうとするが……。
by noho_hon2
| 2016-05-22 14:28
| 映画
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