2016年 06月 10日
メゾン・ド・ヒミコ |
ゲイの老人ホームという、とても、不思議ワールド。老い、マイノリティ、親子の確執といろんな要素が描かれてて深いです。11年前の作品ゆえ、柴咲コウ、オダギリ・ジョー、西島秀俊が若くて美しい! それを愛でるだけでも、鑑賞の価値アリ
柴咲コウが、ブスのオボコ設定なのに、「ええっ?!」でしたが、女優魂でスッピンで、いどいでる分。より、いっそう若さと生命力が際立ちます。
軸となる、メゾン・ド・ヒミコのあるじ。田中泯もまた、大きな存在感。(「龍馬伝」で話題になる前の出演だったのですね) やはり、表現者エネルギーはハンパじゃないです。恋人が、オダギリ・ジョーでも、納得。
終盤に、ヒロインが体験する、父の死の影を前。「愛はあっても、欲望がない」のと「愛はないけれど、欲望はある」狭間で葛藤し、涙するさまが、胸に迫ります。美男子ふたりとのラブシーンは、ドキドキ。
生と死にスポットが当たってる分、個人的に、お盆の伝統的しつらえが美しくて印象に残りました。
細野晴臣の音楽もヨカッタです。
脚本の、渡辺あやは2003年、『ジョゼと虎と魚たち』で脚本家デビューを果たし、2011年、NHK連続テレビ小説『カーネーション』で初めて連続ドラマの脚本を担当。今も島根で暮らしてるのだそう
『ジョゼと虎と魚たち』も秀逸でしたが、命の象徴である食べ物が、とても美味しそうでした。久々に犬童一心ワールドに、どっぷり。
(解説)
『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督と脚本家・渡辺あやのコンビが海辺に建つゲイのための老人ホームで繰り広げられるひと夏の出来事を独特の感性で描く。主演はオダギリジョー、柴崎コウ、田中泯。アニメ映画『源氏物語』以来18年ぶりに細野晴臣が映画音楽を手がけたことでも話題になっている。柴崎コウがノーメイクで演じたヒロインは存在感にあふれ、彼女が演じるキャラクター心の動きは、観るものの共感を呼ぶ。
(ストーリー)
涙はきっと暖かい
私を迎えに来たのは、若くて美しい男。彼は、父の恋人だった。 塗装会社で事務員として働く沙織。ある日、彼女のもとに若くて美しい男・春彦が訪ねてくる。彼は、沙織と母親を捨てて出て行った父の恋人だった。沙織の父は、ゲイバー「卑弥呼」の二代目を継いだが、今はゲイのための老人ホーム「メゾン・ド・ヒミコ」を創設、その館長を務めているらしい。春彦は、その父が癌で余命幾ばくもないと言い、ホームを手伝わないかと誘う。父を嫌い、その存在さえも否定して生きてきた沙織だが、破格の日給と遺産をちらつかせて、手伝いに行くことを決意する。死にゆく父親、その父親を愛する春彦、そんな二人を見つめる沙織…いつしか三人に微妙で不思議な関係が芽生えていく。
by noho_hon2
| 2016-06-10 09:19
| 映画
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