きみはいい子 |
「そこのみにて光輝く」でモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞を受賞した呉美保監督が、2013年本屋大賞で第4位にも選ばれた中脇初枝の同名短編小説集を映画化
群像劇だけど、実力派・俳優さん達が熱演。
いろんな意味で、考えさせられました。
シビアな現実に真っ向から向き合ってたけれど、特に終盤。救いがあった分、感動と安堵感がありました。
いい作品でした。
(解説)
幼児虐待や学級崩壊といった問題を通して愛について描いた中脇初枝の小説を基に、『そこのみにて光輝く』などの呉美保監督が映画化したヒューマンドラマ。学級崩壊をさせてしまう新米教師、親からの虐待を受け自身も子供を虐待する母親、家族を失い一人で暮らす老人といった老若男女が、現実と葛藤しながらも生きていく姿を映す。出演は、『軽蔑』などの高良健吾や『そして父になる』などの尾野真千子をはじめ、池脇千鶴、高橋和也ら。奥深いストーリーと共に、実力ある俳優たちの演技合戦が楽しめる。
(ストーリー)
新米教師の岡野(高良健吾)は、ひたむきだが優柔不断で、問題があっても目を背け、子供たちから信用されていない。雅美(尾野真千子)は夫の単身赴任で3歳の娘と2人で生活し、娘に暴力を振るってしまうことがあった。一人暮らしの老人あきこ(喜多道枝)はスーパーで支払いを忘れ、認知症を心配するようになる。彼らは同じ町で暮らしており……。
公式サイト。中脇初枝原作、呉美保監督。高良健吾、尾野真千子、池脇千鶴、高橋和也、喜多道枝、黒川芽以、内田慈、松嶋亮太、加部亜門、富田靖子。「オカンの嫁入り」、「そこの ...... more
呉美保監督の前作、「そこのみにて光輝く」のようなぶっとび感とカタルシスを期待していたのに、妙にドキュメンタリータッチで、ちょっと肩すかしかも。貴重な社会派作品だと思いますけど、どこかでみたような設定が多く、何ともいえない歯がゆさが。 作品情報 2014…... more
幼児虐待や学級崩壊といった問題を通して愛について描いた中脇初枝の小説を基に、『そこのみにて光輝く』などの呉美保監督が映画化したヒューマンドラマ。学級崩壊をさせてしまう新米教師、親からの虐待を受け自身も子供を虐待する母親、家族を失い一人で暮らす老人といった老若男女が、現実と葛藤しながらも生きていく姿を映す。出演は、『軽蔑』などの高良健吾や『そして父になる』などの尾野真千子をはじめ、池脇千鶴、高橋和也ら。奥深いストーリーと共に、実力ある俳優たちの演技合戦が楽しめる。 あらすじ:新米教師の岡野(高良健吾)...... more
五つ星評価で【★★★★観終わった直後より後にボディーブローくらう感じ】 おそらく、普通にいい映画であるだろうとは思っていたし、 なるほど、確かにいい映画でもあったのだ ...... more
『きみはいい子』をテアトル新宿で見てきました。 (1)呉美保監督の前作『そこのみにて光輝く』が大層いい出来栄えだったので、本作もどうかと思って映画館に出向きました。 本作(注1)の冒頭は、仏壇にお茶を供える老女・あきこ(喜多道枝)の姿。 「皆で飲みま...... more
あなたはダメな人じゃない。私もここにいるよ。 * * * * * * * * * * 中脇初枝さんによる原作の短篇集から 3編を合わせて一つの映画にしたものだそうです。 そのため、 まだ子どもたちの心を捉えきれない新米教師・岡野(高良健吾)、 自分が幼い...... more
とても良い映画だ。観る者によっては“話の中身が甘い”と感じるのかもしれないが、これは決して事態を悲観していない作者のポジティヴなスタンスが現れていると見るべきだろう。第37回モスクワ国際映画祭で最優秀アジア映画賞を受賞したが、もっと格上の映画祭にも堂...... more
生徒や親に振り回されてばかりいる小学校の新米教師、認知症扱いされている一人暮らしの女性と自閉症の生徒、夫が単身赴任中で3歳の娘を傷つけてしまう母親とママ友たち…。 同じ町で暮らす人々の出会いを描く、ヒューマン群像ドラマ。... more
2015年・日本 配給:アークエンタテインメント 監督:呉 美保 原作:中脇初枝脚本:高田 亮製作:川村英己プロデューサー:星野秀樹撮影:月永雄太 2013年本屋大賞で第4位にも選ばれた中脇初枝の5編... more
小学校の新任教師・岡野(高良健吾)は、学級崩壊やいじめ、モンスターぺア レントの対処に疲れ果てる毎日。夫が海外へ赴任し、3歳の娘と二人暮らしの雅 美(尾野真千子)は、娘に手を挙げてしまう。小学校近くに独居する老婦人(喜多 道枝)は、「こんにちは、さようなら」 とあいさつする少年と出逢う。 中脇初枝さんの原作は、3年前に読んだ。『そこのみにて光輝く』 の呉美保 監督が映像...... more