臨場 続章 再放送「似顔絵」

今回は、「本来、あるべき何かを探して」…　というのがポイントでしたね。

「根こそぎ拾う」懸命の捜査が続きます。

でも、奥貫薫が登場した時点で、「ああ、やっぱり」直感は現実に。奥貫薫、薄幸キャラが止まりません。

いっときの戸田菜穂、木村多江ばりに、薄幸女優さん路線、まっしぐら、です。

それに「似すぎてる似顔絵」って部分もミソ

オハナシは、ミステリーとしての完成度が高かったし、イチ、こと一の瀬（渡辺大）のターニング・ポイントに思えましたが、彼女のインパクトが強かったのでした。

ミステリーは、同時に配役ですね。「相棒」の地味・実力俳優さんを用いて…　も納得です。

　　　　　　　（ストーリー）

ダム建設の不正入札への関与が疑われていた元議員秘書・中西（吉野正弘）の変死体が、ホテルの一室で発見された。一ノ瀬の見立てでは、首つり自殺。だが、倉石は、わずかな吉川線などの痕跡から他殺と断定する。

　立原は、第一発見者で中西を追っていた捜査二課の柳井（川野太郎）から事情を聞くが、事件当日の早朝、柳井のもとに中西の居場所を知らせる密告の電話があったという。部屋に残されたものと同じ銘柄のタバコを吸う柳井に、立原はささやかな疑惑を抱く。

　ホテル・ハウスキーパーの三原あゆみ（奥貫薫）が、中西の部屋から出ていく女性を目撃していた。似顔絵を描かせ、手配しようとした矢先、柳井は立原に似顔絵の女性は「自分の女房だ」と告白する。

　柳井の妻・香奈恵（宮本裕子）は中西と不倫関係にあったこと、当日中西の部屋を訪ねていたことを認めたが、殺人については否認する。

　倉石らは現場の状況に疑問を持っていた。犯人は部屋の指紋はふき取っていたが、吸っていたタバコはそのまま、グラスの指紋も残したままだ。さらに倉石には、タバコの箱の銀紙だけが捨てられており、ラップがないことが納得できない。新しいタバコを開けるには、ラップを切り、銀紙を破る必要がある。そのラップだけを犯人は持ち去ったというのか…。

また一方で、倉石は、香奈恵につながった似顔絵が気になった。
　あまりに、似顔絵が似すぎている・・・・・・その謎とは一体？