2017年 01月 31日
YOU は何しに日本へ?(マタギ経験と和食修業YOU) |

オランダ人のアランさん(25歳)。昨年まで秋田の国際教養大学に留学していたのですが、留学時代の大親友から「遊びに来なよ」と連絡があり再び来日。12日間の秋田滞在中にマタギ体験を計画。
新幹線の席が確保できず、3時間半立ちっぱなしの彼を迎えてくれたのが、大親友の須崎さん。到着したその日は、須崎さんともう一人の大親友である小宮さんが住んでいる家で朝まで飲み明かす事に。
「マタギ」は秋田に伝わる狩猟。北秋田は平安時代から続くマタギ発祥の地と言われ、現在も約30名のマタギがいますが、徐々に少なくなっています。そんなマタギ体験をするため北秋田にある森吉山まで車で向かうこと3時間。
今回の狩猟に同行せせてくれるマタギのボスである佐藤一二三さんらと合流。アランさんには50年使い込まれた秋田犬の毛皮のカッパと笠・かんじきのスタイルもバッチリ!山の神様に狩猟祈願をして雪山で狩猟開始!
雪山を獲物を追って3時間歩いてみたものの獲物は見つからず時間切れ…。マタギの方たちがアランさんたちのために、夏に獲ったクマを使ったクマ鍋や地元の豚などをふるまってもらいました。初体験のクマの肉にフワフワで美味しいとマタギ料理を堪能。ヨカッタですね。
新年まであと5時間!ペンションに到着するなりアランさんはベッドで熟睡…。前日も朝まで酒を飲み、半日雪山でマタギ体験で疲れがピークに。しかし大晦日に寝て年越しなど許されるはずでもなく須崎さんに起こされる始末。
ここから新人マタギの織山さんも加わり、カウントダウンがまでペンションで大宴会がスタート!秋田の名物きりたんぽ鍋や年越しそばに舌鼓!思い出話に盛り上がりまあ飲むは飲むはでお酒が進みまくりのアランさん。
案の定ベッドの誘惑に負け寝てしまうが、新年まで1分前になんとか目覚めて、カウントダウンに合わせて秋田の日本酒で乾杯!アランさんは秋田の文化にもっと触れて秋田が第2の故郷だと胸を張って言えるようになりたいと語ってくれました。
また、志をもって、日本の名店で和食を修行するYOU達も、見ていて清々しかったです。
つきじ田村に入ったYOU。歳月は確実に修行の成果。最初は、慣れなかった利き手でない手での、箸を使っての小豆移しも最初は10分以上かかってたのが、現在では、調子がイイ時は、2分台に。
現在は、桂剥きも、彼の作ったものを店で使ってもらってます。
いい勉強になるから、と、NHK「きょうの料理」に大将が出る回のお手伝いも。面白かった、「いい勉強になった」と言ってて、安堵しました。
また、京の老舗に行ったYOUは気合いの丸刈り。NYの日本料理の名店で修行してたこともあり、かなり信頼されてます。
それにしても、おせち料理作りの場は戦場のよう。分量が分量だけに、みな必死です。
ようやく、全ての商品を出し、片付けて、あとは年に1度の長期休暇。あちこちに散らばった、修行YOU達が集まり、この時ばかりは、上記のYOUも駆けつけてきて、2人は仲良し。馴染みのバーで乾杯し、除夜の鐘をつきにいくあたり風情だなぁ、と感じたのでした。
来週は、この修業YOU達の旅立ち編だとか。楽しみ楽しみ。
by noho_hon2
| 2017-01-31 09:36
| テレビ
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