2018年 01月 05日
だれかの木琴(2016) |
日常の、ふとした歪みから見えた、心模様の物語。
美容師へのストーカー行為を繰り返す主婦に常盤貴子。その行為がエスカレートするほど、活き活きと美しくなっていき、
美容師・海斗役を池松壮亮が演じ、小夜子の夫役を勝村政信、海斗の恋人役を佐津川愛美がそれぞれ演じ、皆なかなか達者でした。
中学生の娘かんな(木村美言)も、なかなか印象的で、上手かったです。
ほとんどはオチがついたけれど、旦那さんの浮気は、そのままスルーされましたね。
夫婦が気まずい状態になってる時、並んで、メールを打ち合ってる風景が現代だなぁ、と感じました。
夫婦が気まずい状態になってる時、並んで、メールを打ち合ってる風景が現代だなぁ、と感じました。
個人的には、佐津川愛美に「最後から2番目の恋」イメージの、金太郎さん、みたいな、前髪パッツン娘のイメージがあったもので、あとで、彼女と知りビックリ、だったのでした。
日常に潜む狂気と矛盾にドキドキ。
エンディングの井上陽水が効いてました
(解説)
常盤貴子と池松壮亮が初共演し、美容師へのストーカー行為を繰り返す主婦の姿を描いた井上荒野の小説を映画化したサスペンス作品。監督は「もう頬づえはつかない」「絵の中のぼくの村」「わたしのグランパ」などを手がけたベテラン・東陽一。夫と娘と郊外に越してきたごく普通の主婦・小夜子は、新しく見つけた美容院で髪を切った。その日のうちに届いた美容師・海斗からのお礼の営業メールに返信したことから小夜子の日常が一変する。何度もメールを送り、頻繁に店に足を運び、海斗を指名する小夜子。そして、海斗のアパートを探し当てた小夜子は、部屋の呼び鈴を押してしまう。ストーカー行為がエスカレートするほどに、小夜子はいきいきと輝き、美しくなっていった。主婦・小夜子役を常盤、美容師・海斗役を池松が演じ、小夜子の夫役を勝村政信、海斗の恋人役を佐津川愛美がそれぞれ演じる。
by noho_hon2
| 2018-01-05 08:06
| 映画
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