2018年 01月 10日
皇帝のいない八月 (1978) |
原作は小林久三の推理小説
仮想設定の自衛隊クーデターのあらまし。今ひとつ、敵味方が分かりにくかったのですが、
ヒロイン・吉永小百合が美しく、スター達の40年分の若さが感動で、個人的には、太地喜和子や丹波哲郎が見られたのが嬉しかったのでした。
ブルートレイン、さくら号・列車内で起こった事件だけに、密室劇としてもサスペンスフル。オールスターなゴージャス感が分かり、ワクワクしました。
この時代の平和と、同居する不穏な空気も、示してる感で、見応えありました。
(解説)
鹿児島から東京へ向かう特急さくら号には自衛隊のクーデター・メンバーが乗り込んでいた…。山本薩夫監督によるサスペンスドラマ
「戦争と人間」など社会派の巨匠・山本薩夫監督が、小林久三の原作を映画化。ベテラン三國連太郎から当時若手だった風間杜夫など、多彩なキャストをバランスよく自衛隊員の役や政治家の役に配し、大スケールのオールスター映画に仕上げた。政界内部の熾烈な駆け引きと、列車ジャックというサスペンスが同時進行で描かれ、緊迫感を高める。事件を派閥争いに利用する政治家の醜さ、崇高な理想と反対に市民を危険にさらすクーデター部隊など、時代性を超えた、重厚なテーマに思わず考えさせられる。
by noho_hon2
| 2018-01-10 11:08
| 映画
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