2019年 07月 10日
マイマイ新子と千年の魔法 (2009) |
原作は、芥川賞作家・高樹のぶ子の自伝的小説『マイマイ新子』
個人的に、これまで10軒以上、転居を繰り返す、転勤族家庭に育ち、家を出てからも、はからずして、8つの府県を転々… となったのですが、
この作品の舞台となった、山口県防府市で、小学校時代の大半を過ごしたので、背景となった山の形にまで、その原風景感の濃厚さに圧倒。三田尻など、ローカルな地名が出てきて、胸の奥がジーーーン。
(同じ、防府市出身の有名人に、伊集院静、山崎まさよし、などなど。だから、山崎まさよしの帰省番組や、伊集院静のエッセイや髙樹のぶ子の小説の端々に、この土地が登場して、勝手にひどく感慨深いのです)
あくまで子供目線で描いてるので、「そうだった、そうだった、子供の頃って…」と、その感性に、うんと胸ゆさぶられました。
ヒロインの声優を、福田麻由子が担当してて、さすが、セクロボ、こと「セクシーボイスアンドロボ」の彼女だけあって、巧いです。
物語も、友情と、喪失を子供の生命力と想像力で乗り越える逞しさが描かれ、思いがけず、凄くヨカッタので興味を持ち、調べてみると、
本作品は、30数館という小規模で公開され宣伝もほとんど行われなかったため、興行的には振るわなかったが、、感動した観客からの熱心な活動が行われた。この作品の高い評判が、片渕監督の次回作『この世界の片隅に(2016)』につながることになったのだそう
加えて、『この世界の片隅に』もまた、同じような道をたどることになったので、それもまた興味深いですよね。
2010年7月 -カナダのモントリオールでのファンタジア映画祭でベストアニメ賞(Best Animated Feature Film award)を受賞
2010年12月8日 -第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞
2017年1月 - 「この世界の片隅に」のヒットから再び注目され、8日の新宿ピカデリーを皮切りに全国でリバイバル上映が始まる。デジタルシネマ版も作成され、20日に同劇場で初公開
で、先日、「映画天国」でのオンエアとなった次第
やはり、多くの人々にも、愛された作品でヨカッタ
勝手に、ありがとう、なキモチで一杯、だったのでした。
(解説)
昭和30年の山口県を舞台に、小学3年生の少女の生き生きとした日常を描く長編アニメーション。芥川賞作家・高樹のぶ子の原作を基に、スタジオジブリで経験を積んだ片渕須直監督と『時をかける少女』など良作アニメを手掛けるマッドハウスが手を組み、純粋で素朴な世界観を創り上げた。主人公・新子の声を担当するのは、『ヘブンズ・ドア』の福田麻由子。昭和の空気感までを感じさせるアニメーション画像と、子どもらしいまっすぐな感性に大人も引き込まれる。
(ストーリー)
小学3年生の新子は、山口県の片田舎に住む普通の女の子。友だちや家族に囲まれ、この町にあった平安時代の地方の国の都「国衙」について空想することが好きだった。そんなある日、東京から貴伊子という生徒が転校してくる。貴伊子が気になった新子は、次第に親しくなっていくが……。
個人的に、これまで10軒以上、転居を繰り返す、転勤族家庭に育ち、家を出てからも、はからずして、8つの府県を転々… となったのですが、
この作品の舞台となった、山口県防府市で、小学校時代の大半を過ごしたので、背景となった山の形にまで、その原風景感の濃厚さに圧倒。三田尻など、ローカルな地名が出てきて、胸の奥がジーーーン。
(同じ、防府市出身の有名人に、伊集院静、山崎まさよし、などなど。だから、山崎まさよしの帰省番組や、伊集院静のエッセイや髙樹のぶ子の小説の端々に、この土地が登場して、勝手にひどく感慨深いのです)
あくまで子供目線で描いてるので、「そうだった、そうだった、子供の頃って…」と、その感性に、うんと胸ゆさぶられました。
ヒロインの声優を、福田麻由子が担当してて、さすが、セクロボ、こと「セクシーボイスアンドロボ」の彼女だけあって、巧いです。
物語も、友情と、喪失を子供の生命力と想像力で乗り越える逞しさが描かれ、思いがけず、凄くヨカッタので興味を持ち、調べてみると、
本作品は、30数館という小規模で公開され宣伝もほとんど行われなかったため、興行的には振るわなかったが、、感動した観客からの熱心な活動が行われた。この作品の高い評判が、片渕監督の次回作『この世界の片隅に(2016)』につながることになったのだそう
加えて、『この世界の片隅に』もまた、同じような道をたどることになったので、それもまた興味深いですよね。
2010年7月 -カナダのモントリオールでのファンタジア映画祭でベストアニメ賞(Best Animated Feature Film award)を受賞
2010年12月8日 -第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞
2017年1月 - 「この世界の片隅に」のヒットから再び注目され、8日の新宿ピカデリーを皮切りに全国でリバイバル上映が始まる。デジタルシネマ版も作成され、20日に同劇場で初公開
で、先日、「映画天国」でのオンエアとなった次第
やはり、多くの人々にも、愛された作品でヨカッタ
勝手に、ありがとう、なキモチで一杯、だったのでした。
(解説)
昭和30年の山口県を舞台に、小学3年生の少女の生き生きとした日常を描く長編アニメーション。芥川賞作家・高樹のぶ子の原作を基に、スタジオジブリで経験を積んだ片渕須直監督と『時をかける少女』など良作アニメを手掛けるマッドハウスが手を組み、純粋で素朴な世界観を創り上げた。主人公・新子の声を担当するのは、『ヘブンズ・ドア』の福田麻由子。昭和の空気感までを感じさせるアニメーション画像と、子どもらしいまっすぐな感性に大人も引き込まれる。
(ストーリー)
小学3年生の新子は、山口県の片田舎に住む普通の女の子。友だちや家族に囲まれ、この町にあった平安時代の地方の国の都「国衙」について空想することが好きだった。そんなある日、東京から貴伊子という生徒が転校してくる。貴伊子が気になった新子は、次第に親しくなっていくが……。
by noho_hon2
| 2019-07-10 08:34
| 映画
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