2019年 11月 27日
明日の記憶 (2005) |
原作は、2005年には第2回本屋大賞の第2位にランクインし、第18回山本周五郎賞を受賞した、荻原浩原作の同名小説
主人公は、優秀で、公私共に油ののってた時期な、男盛りの49歳。広告代理店に勤め、目前に、娘の結婚も控えています。
そんな彼が、難病の予兆。次第に病状が悪化して、仕事を辞めざるを得なくなります。
ゆえに、闘病生活を支えるべく、お金が要る関係。優しくて気丈、出来た妻が、友人のツテを頼って働きに出、その功績が認められ、支店の店長を任されるまでになったのですが… 夫は完全な引きこもり状態。うっかりすると忘れるので、そこいらが、張り紙だらけです。
しかし、病気は容赦なく悪化し… 友人に施設のパンフレットを渡されて…
察するに、うんと若い頃に出会い、誠実に愛を育くみ夫婦になり、家庭を築いた2人を、渡辺謙と樋口可南子が、確かな存在感と演技力で好演。
辛抱強く介護する妻と、懸命に生きようとする夫の、だけど、時として容赦ない病気を、リアルに、同時に、巧みな演出で、昇華させてました。音楽も、また絶妙…
聞けば、渡部謙が、海外で、この原作に出会い、闘病の日々を思い出し、映画化する際の出演を熱望したのだとか。そして、監督に、当時、若者達からカルト人気をはくしてた、堤幸彦を指名したそう
「決して、暗いだけの作品にしたくない」という、困難を経験しての思いが上手に反映されてました。
よって、映画のスタッフロールでは、渡辺謙は「エグゼクティブ・プロデューサー」とクレジット
堤幸彦の、病状が悪化した際のシュールな、時として、救い感じる美しさな、映像マジックが見事に駆使されてました。
あと、個人的に「相棒シリーズ」の初期作品で、その存在を知り(特に「悪魔の囁き」シリーズに驚嘆した)「これ、面白いなぁ…」と思ったら、たいがい彼のの名前が出ていて、思わず注目してしまった、砂本量が、脚本にあったのも、感慨深くて…
傑作を多く残しつつ、脂の乗りきった頃。亡くなられた旨を後で知り、その才能豊かさが惜しまれました。それだけに… うるうる (;_;)
第30回日本アカデミー賞で、作品が優秀作品賞に選ばれ、その他、渡辺謙が最優秀主演男優賞。樋口可南子が優秀助演賞。大島ミチルが優秀音楽賞を受賞したのも、納得!です。
私のように、せめてエンタメは楽しく、おバカ系、そんなのアリ?な荒唐無稽路線がイイなぁ… も、感動を呼ぶ傑作。
チャンスがあり (実際には、地上波オンエア)見ることができてラッキーでした。
(解説)
第18回山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名長編を原作に、『トリック』や『ケイゾク』の堤幸彦監督が映画化した人間ドラマ。若年性アルツハイマー病に侵された男と、ともに喪失を乗り越えようとする妻の夫婦の情愛をたおやかに描く。互いを受け止め合い、痛みを共有する熟年夫婦を渡辺謙と樋口可南子が好演。人を愛することの根源的な意味を問いかける重厚なテーマを、ソフトな語り口でつづる堤監督の演出手腕が冴え渡る感動作。
(ストーリー)
広告会社の営業マンとして働く雅行(渡辺謙)は、時に家庭を返り見ないほど仕事に没頭してきた。大きなプロジェクトと娘の結婚を控え、忙しい日々を送っていた雅行は、50歳を前にしたある日、原因不明の体調不良に襲われる。ミーティングを忘れたり、部下の顔が思い出せず、心配になった雅行は病院を訪れ、医師から「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。そんな雅行を、妻の枝実子(樋口可南子)は献身的に支え、一緒に病と闘うことを決心する……。
主人公は、優秀で、公私共に油ののってた時期な、男盛りの49歳。広告代理店に勤め、目前に、娘の結婚も控えています。
そんな彼が、難病の予兆。次第に病状が悪化して、仕事を辞めざるを得なくなります。
ゆえに、闘病生活を支えるべく、お金が要る関係。優しくて気丈、出来た妻が、友人のツテを頼って働きに出、その功績が認められ、支店の店長を任されるまでになったのですが… 夫は完全な引きこもり状態。うっかりすると忘れるので、そこいらが、張り紙だらけです。
しかし、病気は容赦なく悪化し… 友人に施設のパンフレットを渡されて…
察するに、うんと若い頃に出会い、誠実に愛を育くみ夫婦になり、家庭を築いた2人を、渡辺謙と樋口可南子が、確かな存在感と演技力で好演。
辛抱強く介護する妻と、懸命に生きようとする夫の、だけど、時として容赦ない病気を、リアルに、同時に、巧みな演出で、昇華させてました。音楽も、また絶妙…
聞けば、渡部謙が、海外で、この原作に出会い、闘病の日々を思い出し、映画化する際の出演を熱望したのだとか。そして、監督に、当時、若者達からカルト人気をはくしてた、堤幸彦を指名したそう
「決して、暗いだけの作品にしたくない」という、困難を経験しての思いが上手に反映されてました。
よって、映画のスタッフロールでは、渡辺謙は「エグゼクティブ・プロデューサー」とクレジット
堤幸彦の、病状が悪化した際のシュールな、時として、救い感じる美しさな、映像マジックが見事に駆使されてました。
あと、個人的に「相棒シリーズ」の初期作品で、その存在を知り(特に「悪魔の囁き」シリーズに驚嘆した)「これ、面白いなぁ…」と思ったら、たいがい彼のの名前が出ていて、思わず注目してしまった、砂本量が、脚本にあったのも、感慨深くて…
傑作を多く残しつつ、脂の乗りきった頃。亡くなられた旨を後で知り、その才能豊かさが惜しまれました。それだけに… うるうる (;_;)
第30回日本アカデミー賞で、作品が優秀作品賞に選ばれ、その他、渡辺謙が最優秀主演男優賞。樋口可南子が優秀助演賞。大島ミチルが優秀音楽賞を受賞したのも、納得!です。
私のように、せめてエンタメは楽しく、おバカ系、そんなのアリ?な荒唐無稽路線がイイなぁ… も、感動を呼ぶ傑作。
チャンスがあり (実際には、地上波オンエア)見ることができてラッキーでした。
(解説)
第18回山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名長編を原作に、『トリック』や『ケイゾク』の堤幸彦監督が映画化した人間ドラマ。若年性アルツハイマー病に侵された男と、ともに喪失を乗り越えようとする妻の夫婦の情愛をたおやかに描く。互いを受け止め合い、痛みを共有する熟年夫婦を渡辺謙と樋口可南子が好演。人を愛することの根源的な意味を問いかける重厚なテーマを、ソフトな語り口でつづる堤監督の演出手腕が冴え渡る感動作。
(ストーリー)
広告会社の営業マンとして働く雅行(渡辺謙)は、時に家庭を返り見ないほど仕事に没頭してきた。大きなプロジェクトと娘の結婚を控え、忙しい日々を送っていた雅行は、50歳を前にしたある日、原因不明の体調不良に襲われる。ミーティングを忘れたり、部下の顔が思い出せず、心配になった雅行は病院を訪れ、医師から「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。そんな雅行を、妻の枝実子(樋口可南子)は献身的に支え、一緒に病と闘うことを決心する……。
by noho_hon2
| 2019-11-27 16:06
| 映画
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Trackback(1)
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Comments(0)
Tracked
from シネマをぶった斬りっ!!
at 2019-12-02 21:40
タイトル : 明日の記憶(評価:☆)
【監督】堤幸彦 【出演】渡辺謙/樋口可南子/坂口憲二/吹石一恵/及川光博/香川照之/渡辺えり子/大滝秀治/他 【公開日】2006/5.13 【製作】日本 【ストーリー】 広告代理店に勤める佐伯雅行は家庭円満、1人娘も結婚が間近と平凡だが幸せな暮らしを送っていた。だがある日突然、雅行は"若年性アルツハイマー病"に襲われる。あらゆる事柄をメモに取り、病魔と必死に闘い始める夫を献身的に支え、いた...... more
【監督】堤幸彦 【出演】渡辺謙/樋口可南子/坂口憲二/吹石一恵/及川光博/香川照之/渡辺えり子/大滝秀治/他 【公開日】2006/5.13 【製作】日本 【ストーリー】 広告代理店に勤める佐伯雅行は家庭円満、1人娘も結婚が間近と平凡だが幸せな暮らしを送っていた。だがある日突然、雅行は"若年性アルツハイマー病"に襲われる。あらゆる事柄をメモに取り、病魔と必死に闘い始める夫を献身的に支え、いた...... more