2019年 11月 28日
夜霧よ今夜も有難う (1967) |
石原裕次郎の代表作のひとつ、ってことから見てみました。
昭和を代表する、銀幕の大スター、裕次郎の魅力を引き出すべく、作られてました。
印象は、「ああ、和製『カサブランカ』だなぁ… と感じてたら、思いっきり、ビンゴぉ!
アメリカ映画の『カサブランカ』(1942年、ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン主演)を翻案して、石原裕次郎と浅丘ルリ子の主演により映画化したのだそうです。
裕次郎、年齢を重ねて、貫禄と渋みを増し、むしろ「太陽に吠えろ」の、ボス・イメージに近かったかな?
主題歌が、あまりにも有名だったので、逆に、びっくり。劇中歌も、ヒットしてますよね。
相手役は、浅丘ルリ子。昼帯の倉本聰ドラマにも出演してるので、現役度の長さに驚嘆…
たしか、林真理子の著書「RURIKO」では、裕次郎との恋も描かれてた記憶があったので、妙に納得。
裕次郎が歌う、同名の主題歌「夜霧よ今夜も有難う」は、本来、前年の1966年に裕次郎が浜口庫之助に依頼し、浜口が過去の裕次郎映画でのヒーロー像をイメージしながら作詞作曲した曲であったのだそう
そして、映画はこの曲を元にタイミングを合わせて新たに企画されたもので、主題歌もヒットし、裕次郎の代表的なレパートリーとして後年まで歌われている、の旨には大いに「…なるほど!」だったのでした。
実際、浜口庫之助もカメオ出演。
二谷英明が若い! 太田雅と名乗ってた頃の梶芽衣子も出演してたそうで「へ~え」)
いろんな意味で、サプライズ作品でした。
(解説)
「不死身なあいつ」の石森史郎と「逃亡列車」の江崎実生が共同でシナリオを執筆し、江崎実生が監督した歌謡アクションもの。撮影はコンビの横山実。
(ストーリー)
外国航路から帰ってきた相良は早速恋人の秋子に電話で求婚した。だが彼女は約束の教会に急ぐ途中、交通事故にあった。夕暮れの教会で相良は秋子をいつまでも待ち続けた--。四年の月日が流れ、相良は今、横浜でナイトクラブ“スカーレット”を営むかたわら“逃がし屋”をやっていた。そうしたある日、探し続けていた秋子がグエンと名のる男と店にやって来た。グエンの祖国では革命が起り、直ぐ帰国しなければならない彼は、相良にシンガポール行きの船を捜してくれと頼みにきたのだ。冷たい目で秋子を見つめる相良、むろん彼は断った。この気配を、本国からの反グエン派の手先の佐伯は逸早く察し、警察も密出国幇助罪で相良を調べ始めた。そんななかで秋子は毎晩スカーレットに通い、夫の密出国を助けてくれとたのむのだった。やがて捜査状況も一段と厳しくなってきた。かたくなになっていた相良も今は、秋子の幸せのためにも“船を捜そう”とグエンに約束した。感激したグエンはここではじめて告白するのだった。四年前秋子をひいたのは自分の車で、そのため秋子は子供を生めない身体になってしまい、相良との夢が破れた秋子はグエンの求婚を受け入れたのだ。--ということをしゃべった。そして今二人の結び付きの固さを見て、秋子への想いを断ちきり、相良は二人の幸せのためにと是が非でもシンガポール行きの船を見つけようと心に誓った。かけずり廻ってやっとつかまえた船の中でグエンの脱国を阻止しようと待ち構えていた佐伯らと、相良は激しい戦いを展開し、ついに佐伯を倒した彼は、無事グエンと秋子を日本から脱出させてやったのだった。その夜、港には深い霧がたちこめていた。
昭和を代表する、銀幕の大スター、裕次郎の魅力を引き出すべく、作られてました。
印象は、「ああ、和製『カサブランカ』だなぁ… と感じてたら、思いっきり、ビンゴぉ!
アメリカ映画の『カサブランカ』(1942年、ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン主演)を翻案して、石原裕次郎と浅丘ルリ子の主演により映画化したのだそうです。
裕次郎、年齢を重ねて、貫禄と渋みを増し、むしろ「太陽に吠えろ」の、ボス・イメージに近かったかな?
主題歌が、あまりにも有名だったので、逆に、びっくり。劇中歌も、ヒットしてますよね。
相手役は、浅丘ルリ子。昼帯の倉本聰ドラマにも出演してるので、現役度の長さに驚嘆…
たしか、林真理子の著書「RURIKO」では、裕次郎との恋も描かれてた記憶があったので、妙に納得。
裕次郎が歌う、同名の主題歌「夜霧よ今夜も有難う」は、本来、前年の1966年に裕次郎が浜口庫之助に依頼し、浜口が過去の裕次郎映画でのヒーロー像をイメージしながら作詞作曲した曲であったのだそう
そして、映画はこの曲を元にタイミングを合わせて新たに企画されたもので、主題歌もヒットし、裕次郎の代表的なレパートリーとして後年まで歌われている、の旨には大いに「…なるほど!」だったのでした。
実際、浜口庫之助もカメオ出演。
二谷英明が若い! 太田雅と名乗ってた頃の梶芽衣子も出演してたそうで「へ~え」)
いろんな意味で、サプライズ作品でした。
(解説)
「不死身なあいつ」の石森史郎と「逃亡列車」の江崎実生が共同でシナリオを執筆し、江崎実生が監督した歌謡アクションもの。撮影はコンビの横山実。
(ストーリー)
外国航路から帰ってきた相良は早速恋人の秋子に電話で求婚した。だが彼女は約束の教会に急ぐ途中、交通事故にあった。夕暮れの教会で相良は秋子をいつまでも待ち続けた--。四年の月日が流れ、相良は今、横浜でナイトクラブ“スカーレット”を営むかたわら“逃がし屋”をやっていた。そうしたある日、探し続けていた秋子がグエンと名のる男と店にやって来た。グエンの祖国では革命が起り、直ぐ帰国しなければならない彼は、相良にシンガポール行きの船を捜してくれと頼みにきたのだ。冷たい目で秋子を見つめる相良、むろん彼は断った。この気配を、本国からの反グエン派の手先の佐伯は逸早く察し、警察も密出国幇助罪で相良を調べ始めた。そんななかで秋子は毎晩スカーレットに通い、夫の密出国を助けてくれとたのむのだった。やがて捜査状況も一段と厳しくなってきた。かたくなになっていた相良も今は、秋子の幸せのためにも“船を捜そう”とグエンに約束した。感激したグエンはここではじめて告白するのだった。四年前秋子をひいたのは自分の車で、そのため秋子は子供を生めない身体になってしまい、相良との夢が破れた秋子はグエンの求婚を受け入れたのだ。--ということをしゃべった。そして今二人の結び付きの固さを見て、秋子への想いを断ちきり、相良は二人の幸せのためにと是が非でもシンガポール行きの船を見つけようと心に誓った。かけずり廻ってやっとつかまえた船の中でグエンの脱国を阻止しようと待ち構えていた佐伯らと、相良は激しい戦いを展開し、ついに佐伯を倒した彼は、無事グエンと秋子を日本から脱出させてやったのだった。その夜、港には深い霧がたちこめていた。
by noho_hon2
| 2019-11-28 15:50
| 映画
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