2019年 12月 02日
キューポラのある街 (1962) |

贋作は、早船ちよの原作で、昭和37年(1962年)に、日本児童文学者協会賞を受賞。
財団法人大阪国際児童文学館(現・大阪府立中央図書館国際児童文学館)の「日本の子どもの本100選」に一つとなった傑作のひとつ。お名前は、超・有名ですよね。
鋳物の街でキューポラ(鉄の溶解炉)が多く見られた埼玉県川口市を舞台とした青春ドラマ。
主人公、ジュン(吉永小百合)の周りで起こる貧困や親子問題、民族、友情、性など多くのエピソードを描いてます。
脚本は、浦山の師である今村昌平との共同執筆であり、日活の助監督だった浦山の監督昇格デビュー作。
ブルーリボン賞作品賞受賞作品。主演の吉永も、今作でブルーリボン賞主演女優賞などを受賞し、大きく飛躍するきっかけになった作品。監督の浦山も、この作品で第3回日本映画監督協会新人賞を受賞
しかし、吉永小百合、圧倒的・美少女ながら、まだ、あどけなくて、びっくり。
ブレイク前の作品ゆえか、かなり大胆シーンも。
中学生なので、狭い家。平気で、家族の前で、くるくるっと着替えちゃうし、初・口紅にときめいたりする、可愛い描写から、
パチンコ屋の裏方としてアルバイトして、ようやく修学旅行にも行けそうになったのに、父親が仕事を辞めたことから、貧乏子沢山。失望して、友人と、ふらり夜遊び。
不良男子から、飲物に薬を盛られ、寝てしまって、乱暴される直前、危機一髪で目が覚め、絶叫しつつ飛び出していく顛末も。
シャツがはだけて着崩れたお姿で、逃げ出す姿なぞ、サユリストには、かなり鼻血ブー・シーンでもあった… かも (^^;)ヾ
モノクロだったのですね。そのリアリティも、かなり意外でした。
お父さん役が、長く黄門様をつとめた東野英二郎だったり、菅井きんが若かったり、色々な意味で、「へ~ぇ」「ほ~ぉ」でした。
なるほど、映画は長く残るもの。名作の息は長いですね。
(解説)
早船ちよの原作を「豚と軍艦」の今村昌平と、その門下にあった浦山桐郎が共同で脚色、監督した社会ドラマ。撮影は「ずらり俺たちゃ用心棒」の姫田真佐久。
(ストーリー)
中学3年の石黒ジュン(吉永小百合)は、鋳物工場の直立炉(キューポラ)が立ち並ぶ埼玉県川口市の鋳物職人の長女である。何事にも前向きで、高校進学を目指すジュンだが、父・辰五郎(東野英治郎)が工場を解雇されたため、家計は火の車で、修学旅行に行くことも諦めていた。
自力で高校の入学費用を貯めようと、パチンコ屋でアルバイトを始めるジュン。担任教師の助力で修学旅行にも行けることになった。しかし、ようやく再就職した父親は、待遇が不満で仕事をやめてしまった。絶望したジュンは女友達と遊び歩き、危うく不良少年たちに乱暴されかけた。
全日制の高校進学を取りやめて、就職を決断するジュン。北朝鮮への帰還問題で苦悩する朝鮮人の一家や、貧しくとも力強く生きる人々との交流を通じて、ジュンは、自立して働きながら定時制高等学校で学び続けることに意義を見出したのだった。
財団法人大阪国際児童文学館(現・大阪府立中央図書館国際児童文学館)の「日本の子どもの本100選」に一つとなった傑作のひとつ。お名前は、超・有名ですよね。
鋳物の街でキューポラ(鉄の溶解炉)が多く見られた埼玉県川口市を舞台とした青春ドラマ。
主人公、ジュン(吉永小百合)の周りで起こる貧困や親子問題、民族、友情、性など多くのエピソードを描いてます。
脚本は、浦山の師である今村昌平との共同執筆であり、日活の助監督だった浦山の監督昇格デビュー作。
ブルーリボン賞作品賞受賞作品。主演の吉永も、今作でブルーリボン賞主演女優賞などを受賞し、大きく飛躍するきっかけになった作品。監督の浦山も、この作品で第3回日本映画監督協会新人賞を受賞
しかし、吉永小百合、圧倒的・美少女ながら、まだ、あどけなくて、びっくり。
ブレイク前の作品ゆえか、かなり大胆シーンも。
中学生なので、狭い家。平気で、家族の前で、くるくるっと着替えちゃうし、初・口紅にときめいたりする、可愛い描写から、
パチンコ屋の裏方としてアルバイトして、ようやく修学旅行にも行けそうになったのに、父親が仕事を辞めたことから、貧乏子沢山。失望して、友人と、ふらり夜遊び。
不良男子から、飲物に薬を盛られ、寝てしまって、乱暴される直前、危機一髪で目が覚め、絶叫しつつ飛び出していく顛末も。
シャツがはだけて着崩れたお姿で、逃げ出す姿なぞ、サユリストには、かなり鼻血ブー・シーンでもあった… かも (^^;)ヾ
モノクロだったのですね。そのリアリティも、かなり意外でした。
お父さん役が、長く黄門様をつとめた東野英二郎だったり、菅井きんが若かったり、色々な意味で、「へ~ぇ」「ほ~ぉ」でした。
なるほど、映画は長く残るもの。名作の息は長いですね。
(解説)
早船ちよの原作を「豚と軍艦」の今村昌平と、その門下にあった浦山桐郎が共同で脚色、監督した社会ドラマ。撮影は「ずらり俺たちゃ用心棒」の姫田真佐久。
(ストーリー)
中学3年の石黒ジュン(吉永小百合)は、鋳物工場の直立炉(キューポラ)が立ち並ぶ埼玉県川口市の鋳物職人の長女である。何事にも前向きで、高校進学を目指すジュンだが、父・辰五郎(東野英治郎)が工場を解雇されたため、家計は火の車で、修学旅行に行くことも諦めていた。
自力で高校の入学費用を貯めようと、パチンコ屋でアルバイトを始めるジュン。担任教師の助力で修学旅行にも行けることになった。しかし、ようやく再就職した父親は、待遇が不満で仕事をやめてしまった。絶望したジュンは女友達と遊び歩き、危うく不良少年たちに乱暴されかけた。
全日制の高校進学を取りやめて、就職を決断するジュン。北朝鮮への帰還問題で苦悩する朝鮮人の一家や、貧しくとも力強く生きる人々との交流を通じて、ジュンは、自立して働きながら定時制高等学校で学び続けることに意義を見出したのだった。
by noho_hon2
| 2019-12-02 16:16
| 映画
|
Trackback
|
Comments(0)