同期のサクラ 最終回「さらば友よ…涙はいりません!」

黒川、演じる、椎名桔平。「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」で、謎の男「津田」を演じて以来、すっかりクセモノづいてますね。

病気療養を経て、失業中だった、サクラ（高畑充希）が決まり書けてた就職先から引き抜き、急に会社の、新規プロジェクトのリーダーとして任じ、仕事にまい進することに。

それゆえ、彼女を愛し、案じる同期の仲間達…　百合（橋本愛）、葵（新田真剣佑）、菊夫（竜星涼）、蓮太郎（岡山天音）とも、やや衝突気味。

急に力をもってしまったサクラは、もともとの理想とひたむきさに拍車がかかり、新進が、アンバランスに。

身体のストッパー機能が働いてた暗示か、しゃっくりが止まらなくなりました。

そして、彼等とすれ違いながら、その後が巧みに語られるのですが、結局、その経験で、サクラは、仲間の重要性を再確認。

最後は、黒川から迫られ、彼に辞表を提出しようとする展開に。お約束の「私には、夢があります…」の演説後、見事に完成した、付箋だらけの企画書。

いい企画と仕事ができたのも「私だけでは出来ませんでした。同期のチカラです」と力説。会社を去りますが、

そこで、冒頭の社長（平泉成）と再会。彼女を採用したい、と希望します。

頑なな理想論者が、なまじのチララを持ってしまったら…　の怖さを描いてた部分で、ナウシカの「多くの火」じゃないけれど、意味深だったかな？

かなり実験的な作品だったけれど、今旬・若手俳優達の奮闘も光ってました。

橋本愛に、新田真剣佑、に代表される、この面々、さらにビッグになりそうですね。有望株です。

そして、高橋充希の、作品ごとに、動きの癖から姿勢、髪型、表情と全て一新する、役者魂にも感服。

賛否両論ありそうで、細部を指摘すれば、穴はボロボロ出てきそうですが、意欲的で、見答えある作品でした。

個人的には、見られて満足…

　　　　（ストーリー）

2020年4月。満開の桜の下に、百合（橋本愛）、葵（新田真剣佑）、菊夫（竜星涼）、蓮太郎（岡山天音）が集まり、サクラ（高畑充希）の激動の人生を振り返る。その1カ月前、花村建設の副社長になった黒川（椎名桔平）に声を掛けられて会社に復帰したサクラは、新規プロジェクトのリーダーとして仕事にまい進する。黒川の理念に感化されたサクラは、同期からの悩み相談よりも仕事を優先させるようになってしまう。