2019年 12月 23日
あゝひめゆりの塔 (1968) |
知りませんでした、「あゝひめゆりの塔」は1953年に、1度、映画化されて、大成功したのですね。
監督は今井正で、主演は、津島恵子、香川京子、岡田英次、藤田進など
作品は大ヒットを記録し、倒産の危機にあった東映を救ったほど。
第27回キネマ旬報ベスト・テン第7位に輝いた名作に。
ゆえに、1982年(昭和57年)に、同脚本・同監督によりリメイク版が公開
こちらは、吉永小百合主演、浜田光夫、和泉雅子、乙羽信子、二谷英明、等、オールスターによる、リメイク作品だったとは!
それゆえ、冒頭とラストには、68年当時の若者風俗をおり込み、そこから戦時中を回想していく構成。
吉永小百合や和泉雅子など、時の日活青春映画スターを総動員
叙情的描写が印象的だ。その一方で、戦闘シーンになるとダイナミックな迫力。
のちに『トラ・トラ・トラ!』や『二百三高地』など、戦争大作の第一人者となるアクション派、舛田利雄監督ならではの持ち味を発揮
それゆえ、あまりの惨状。あえて、モノクロにしたのですね。
過酷な展開前の、なぜか、やたら明るいシーン。夢雀にはしゃぎ、水浴びして、安堵の笑顔を見せる図が、コントラストで、より悲劇を際立ってました。
なお、ひめゆり部隊を主題とした映画は、53年『ひめゆりの塔』以来、本作を含め62年、82年、95年にも製作されているのだそう
吉永小百合、熱演。あまりにも、貧相な病院。ワイルドな治療で、おそらく、麻酔なしの手術を前。卒倒しかけるシーンも印象的でした。
今も、吉永小百合が、反戦の朗読を続けてる理由は、このあたりにルーツがあるのかもしれませんね。
(解説)
「喜劇 ニューヨーク帰りの田舎ッペ」の若井基成と、「恋人をさがそう」の石森史郎が共同でシナリオを執筆し、「昭和のいのち」の舛田利雄が監督した戦争秘話。撮影は「関東刑務所帰り」の横山実。
臨時看護婦部隊として従軍し、全員が戦死してしまった“ひめゆり部隊”と呼ばれる沖縄師範の女子生徒たちの悲劇の運命を描いた反戦ドラマ。
(ストーリー)
1945年(昭和20年)3月、米軍が沖縄上陸作戦に着手するなか、艦砲射撃と艦載機の機銃掃射が続く沖縄。ひめゆり部隊と呼ばれ陸軍病院に配属された女子学生たちは、黙々と任務を遂行していく。卒業式も壕のなかで行われる。いよいよ米軍が迫ってくるなか、軍はいち早く退却。女子学生たちは丸腰で逃げ続けるしかなかった。
監督は今井正で、主演は、津島恵子、香川京子、岡田英次、藤田進など
作品は大ヒットを記録し、倒産の危機にあった東映を救ったほど。
第27回キネマ旬報ベスト・テン第7位に輝いた名作に。
ゆえに、1982年(昭和57年)に、同脚本・同監督によりリメイク版が公開
こちらは、吉永小百合主演、浜田光夫、和泉雅子、乙羽信子、二谷英明、等、オールスターによる、リメイク作品だったとは!
それゆえ、冒頭とラストには、68年当時の若者風俗をおり込み、そこから戦時中を回想していく構成。
吉永小百合や和泉雅子など、時の日活青春映画スターを総動員
叙情的描写が印象的だ。その一方で、戦闘シーンになるとダイナミックな迫力。
のちに『トラ・トラ・トラ!』や『二百三高地』など、戦争大作の第一人者となるアクション派、舛田利雄監督ならではの持ち味を発揮
それゆえ、あまりの惨状。あえて、モノクロにしたのですね。
過酷な展開前の、なぜか、やたら明るいシーン。夢雀にはしゃぎ、水浴びして、安堵の笑顔を見せる図が、コントラストで、より悲劇を際立ってました。
なお、ひめゆり部隊を主題とした映画は、53年『ひめゆりの塔』以来、本作を含め62年、82年、95年にも製作されているのだそう
吉永小百合、熱演。あまりにも、貧相な病院。ワイルドな治療で、おそらく、麻酔なしの手術を前。卒倒しかけるシーンも印象的でした。
今も、吉永小百合が、反戦の朗読を続けてる理由は、このあたりにルーツがあるのかもしれませんね。
(解説)
「喜劇 ニューヨーク帰りの田舎ッペ」の若井基成と、「恋人をさがそう」の石森史郎が共同でシナリオを執筆し、「昭和のいのち」の舛田利雄が監督した戦争秘話。撮影は「関東刑務所帰り」の横山実。
臨時看護婦部隊として従軍し、全員が戦死してしまった“ひめゆり部隊”と呼ばれる沖縄師範の女子生徒たちの悲劇の運命を描いた反戦ドラマ。
(ストーリー)
1945年(昭和20年)3月、米軍が沖縄上陸作戦に着手するなか、艦砲射撃と艦載機の機銃掃射が続く沖縄。ひめゆり部隊と呼ばれ陸軍病院に配属された女子学生たちは、黙々と任務を遂行していく。卒業式も壕のなかで行われる。いよいよ米軍が迫ってくるなか、軍はいち早く退却。女子学生たちは丸腰で逃げ続けるしかなかった。
by noho_hon2
| 2019-12-23 15:30
| 映画
|
Trackback
|
Comments(0)