アライブ がん専門医のカルテ 第9話 「妊婦のがん子供か母か…2つの命を守れるか」

今回は、２つのケースが進行…

遅ればせながら、やっとつかんだ幸せ…　結婚した年下夫との子供を、と望むため、人工授精までしたけれど、

切迫流産で緊急入院した、小山内静（山田真歩）は、がんが再発。

でも、子供を…　と望む姿が健気で、若い夫の甲斐甲斐しさも、好感…

だけど、やはり、高畑淳子・劇場であったかな？　役者としての上手さと表現力。器の大きさが光ってました。

やっと退院して、若い頃に訪れたパリの朝日を見にいくことを夢見て、それをSNSで発信してたのですが、

夢のヨーロッパ旅行に出かけたものの、倒れてしまい、無念の中断。

息も絶え絶えの、やつれ姿と、苦しい息で甘い青春の思い出、実は、その旅行で、パリジャンにナンパして、プロポーズされた話を語る場面とか…

よって、バーチャルにパリを体感させる演出や、念願だったパーティを行い、無邪気に喜ぶあたりとか、

お願いして口紅を塗ってもらうと、急に美しく映える姿との落差が「…やはり、名優だ…」と感じてしまったのでした。

リアルに描くと、ちょっと視聴が辛い、苦しさ表現も、同情を誘うマイルド演出で、美形を配してるあたり、医療モノの技…　ドラマ、ですよね。

それは、成功してたように思われて。

　　　　　（ストーリー）

心（松下奈緒）の元患者でもある妊娠初期の静が切迫流産で搬送されてきた。検査でがんの再発が判明し、心と薫（木村佳乃）は治療を優先することを勧めるが、静も夫も中絶を拒否する。一方で、莉子（小川紗良）から民代（高畑淳子）の様子を聞いた心は、莉子のテーブルに静が編集長を務めるがん関連情報のフリーペーパーがあることに気付く。考え込む心に、ある知らせが入る。