2020年 03月 06日
響 HIBIKI (2018) |

原作は、マンガ大賞2017で大賞に輝いた、柳本光晴のコミック「響~小説家になる方法~」
コミック累計発行部数が、170万部を突破したヒット作品、というのだから、凄いです。
コミック累計発行部数が、170万部を突破したヒット作品、というのだから、凄いです。
かくのごとく、そっくりさん、すぎ! (^^;)

あの「僕は嫌だっ!」は、山口百恵の「ばかにしないでよっ!」や、夏目雅子の「なめたら、あかんぜよ!」に、匹敵する迫力。鳥肌モノに感じて…
世の矛盾に反骨先進する人気グループの、絶対センターとした君臨したのも、分かる気がして。
感情を排した、綾波レイや、灰原哀ちゃんっぽい、棒読み演技(!)が、似合ってました。
キャスティングがまた透過で、脇に北川景子、小栗旬、高嶋政伸、柳楽優弥、北村有起哉、間口徹、といった、人気者や名脇役が並ぶ、超・豪華俳優陣
柳楽優弥に負けてない存在感は、圧倒的で、天才の奔放さを好演。
同級生に挑発されて、屋上から飛び降りるわ、親友を困らせる記者を回し蹴りするわ、
記者会見で、同時受賞の相手のスピーチが生意気すぎるからと、椅子をもって暴れるわ…
才能の限界を感じて自殺未遂しかかった相手を止めるべく、線路に立ち、電車まで止めちゃうわ… エキセントリックさが突き抜け過ぎです。
でも、あまりにも似合いすぎてて、洒落にならなかったの… かな? (^^;)
それに、小栗旬に、作家志望だけど、なかなか芽が出ないあまり鬱屈した、だらしなキャラを演じるのは、もったいなかった… 気がして。
(そのリベンジで、太宰治を演じたの… かな?)
たしかに、他にヒロイン・響きを演じられる、若手・俳優さん、思い浮かびませんものね。
話題になりつつも、興行成績的には、大コケしたのも、ちょっと、納得いくものがあった、気がしました。
個人的には、響きの親友を演じた、文芸部の部長で、父親が人気作家(吉田栄作)という美少女、アヤカ・ウィルソンに、将来性を感じました
って、調べてみたら、既に「パコと魔法の絵本」で活躍してた美少女、だったんですね。
平手友梨奈、突然、欅坂を脱退して、ますますダブってしまいましたね。
凶暴な天才イメージは、はたして、彼女の今後にどう影響する?
映画のヒロイン同様。取り扱い注意だけど、表現者として、稀有な脂質をもってる分、決して潰してほしくない気がしたのでした。
北川景子が、その才能に惚れ込み、守ろうとした編集者のように、フォローしてくれる人が現れたらイイなぁ…
物語的には面白かったので、個人的には、かなり面白く観たのでした。
(解説)
マンガ大賞2017で大賞に輝いた、柳本光晴のコミック「響~小説家になる方法~」を実写化したドラマ。突如として文壇に現れた10代の作家が、さまざまな人たちに影響を与えるさまが描かれる。監督は『となりの怪物くん』などの月川翔。欅坂46の平手友梨奈がヒロインにふんし、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、柳楽優弥らが共演する。平手は映画初主演。
(ストーリー)
突如として文学界に現れた、鮎喰響(平手友梨奈)という15歳の少女。彼女から作品を送られた出版社の文芸編集部の編集者・花井ふみ(北川景子)は、彼女の名を知らしめようと奔走する。やがて響の作品や言動が、有名作家を父に持ち自身も小説家を目指す高校生の祖父江凛夏(アヤカ・ウィルソン)、栄光にすがる作家、スクープ獲得に固執する記者に、自身を見つめ直すきっかけを与えていくようになる。
by noho_hon2
| 2020-03-06 16:13
| 映画
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