ヒート (1995)

『ゴッドファーザー PART II』以来初のアル・パチーノとロバート・デ・ニーロの共演作品。

そして、バル・キルマーと、豪華な俳優陣で繰り広げられる、アクション・ムービー。

調べてみると、マイケル・マン監督。少年時代、キューブリック監督作品を見て、感動。映画監督を志し、『刑事スタスキー&ハッチ』『ポリス・ストーリー』の脚本・監督をつとめ、特に「マイアミ・バイス」で、大成功。

初映画監督作品、1992年の『ラスト・オブ・モヒカン』もヒットして（活躍する２人が、もの凄く美男美女な、ぐいぐい作品）

余談ながら、コッポラ家や蜷川家よろしく、お嬢さんもまた、監督として活躍してるのだそう

『ダークナイト』で、アカデミー賞に輝いた、クリストファー・ノーラン監督は、制作にあたり、この『ヒート』を参考・研究したと述べているのだとか

とにかく圧倒的な迫力の銃撃戦で、対立関係にある、熱い男達の、不思議な絆は、ちょっと秘めやかでディープな関係性…

ふと「マイアミ・バイス」の、圧倒的・かっこよさと、小粋な小道具。映像美にあふれた、ハーフビターな余韻を思い出してしまいまいｓた。

個人的には、「レオン」の、マチルダ役・少女。ナタリー・ポートマンが、ちょっとお姉さんになり、思春期の娘役をしてたのが印象的だったかな？

冒頭、この作品ファンな日本の監督と映画評論家さんが対談してたのですが、「日本でリメイクするなら誰を？」に、役所広司と佐藤浩市、と述べてて「どっちがどっち？　（犯人側？　警察側？）」と楽しそう、でした。

ちなみに迫力の銃撃戦だけど、音を微妙に加工してるのだとか…　目の付け所が「男の子」！だなぁ…

名優の存在感と、マイケル・マン監督の才気に脱帽…

　　　　（解説）

マイケル・マン監督がアル・パチーノ＆ロバート・デ・ニーロというハリウッドの2大名優を主演に迎え、1989 年製作のテレビ映画「メイド・イン・L.A.」をセルフリメイクしたクライムアクション。プロの犯罪者ニール・マッコーリー率いるグループが、現金輸送車から多額の有価証券を強奪した。捜査に乗り出したロサンゼルス市警のビンセントは、わずかな手がかりからニールたちの犯行と突き止め、執拗な追跡を開始する。

　　　　（ストーリー）

犯罪のプロフェッショナル、ニール・マッコーリーは、クリス、チェリト等と現金輸送車を襲い有価証券を奪う。捜査にあたるロス市警のヴィンセント・ハナは、少ない手掛かりから次第にマッコーリー達へ近づいていく。マッコーリーは本屋の店員イーディと出逢い、次の銀行強盗を最後に堅気の暮らしに入ろうと決意していた。やがて決行の時、タレ込みを受け現場に駆けつけたハナ達と、マッコーリー一味は、壮絶な銃撃戦を繰り広げるのだった……。