リバイバルドラマ「居酒屋兆治」

原作は、山口瞳。野球ファンで、大の贔屓だった、村田兆治から、名前も由来したみたい、ですね。

あの、高倉健が主演した名作「居酒屋兆治」を、NHKBSで、エンケンさん主演でリバイバル

遠藤憲一、「湯けむりスナイパー」を筆頭に、寡黙な存在が似合います。

脇を、井川遥、真矢ミキ等の、運命に翻弄されつつも、懐が深そうな美女が固め、丁寧な描写が好感もてました。

現代版らしく、お店自体は、レトロ風でありながら、ケータイの存在が効果をあげてたのも印象的

物語は、無口な居酒屋店主・兆治（遠藤）の前に突如現れる運命の女性・さよ（井川遥）。

「あなたのせいだからね」と一言つぶやき姿を消したその時から、兆治の心は揺らぎ始めます。

野球選手、サラリーマン、居酒屋店主。様々な分かれ道を妻（真矢ミキ）と共に歩んできた男の人生は恋人との再会をきっかけに、意外な方向へ転がっていきます。

3人の男と女の心模様を静かなタッチで描いた、懐かしくも切ない大人のラブストーリー

私は、好きでした。

　　　　　　（ストーリー）

藤野伝吉（遠藤）は小さな居酒屋「兆治」を妻・茂子（真矢）と営み、客からは 店名の通り「兆治」と呼ばれている。無口で無骨な男だが、店はまあまあ繁盛していた。常連には幼馴染みの岩下（渡辺）や、酒癖の悪い河原（西村）などがいて、そんな「兆治」に初恋の人・さよ（井川）が突如訪れ「あなたのせいだからね」と一言残して姿を消す。実はさよは自宅に放火した疑いをかけられたまま失踪していた。 30年近く会うことのなかった兆治を忘れかねていたのか……。

そんな兆治を温かく見守る茂子。やがて、常連客秋本の妻の急死を河原が揶揄したことをきっかけに、兆治は河原に手を出してしまい重傷を負わせ逮捕される。そして取り調べでは河原でなく執拗にさよのことを追求される。

一方、行方の知れなかったさよはそんな騒動も知らずに茂子が留守を守る店 に再び現れ、対面する2人の女。 ようやく放免され、日常を取り戻した兆治に突如、 届いたのは意外な知らせだった。 居酒屋「 兆治 」の赤ちょうちんに今夜も灯がともる。