若き日の翻弄は、やがて糧に。コミカル演出が、お約束？！(エール）

気のせいかもしれません。前作「スカーレット」もそうだったけれど、なぜか、前作も本作も、父親が原因。

家の事情で、主人公の希望とはうらはら。思いもよらぬ場所に行くことに。

そして、それは、ちょっとした修業の場？！

(「スカーレット」では、大阪での奉公先は、荒木荘編で、これは、なかなかの好評でしたね。今回の養子縁組と役場は、その関係もあったの…　かな？）

恋もすれば、失恋もして、回り道な経験は、やがて、その後の糧に。

主人公、喜美子（戸田恵梨香）といい、裕一（窪田正孝）も、シリアスもコミカルもイケる、若手ながら演技派だけに、

初恋が初々しく、今回の職場も、かぎりなく、人情味豊かで、ほのぼのした雰囲気。

同僚に誘われ、ダンスホールに行き、一番人気の子に誘われ有頂天だったけれど、実は、彼女。小学校時代の幼馴染で、その時は、つれなくされ、心密かにリベンジを狙ってたとは！　思いっきりの、アッパーカットな大失恋で、撃沈。

しかし、周囲の支えも合ってか、しばらくはもぬけの殻で、周囲を散々心配させたけれど

（ほとんどコント！の連発。ユーモア路線、ここまで！の感でしたね）

その経験をも糧に、国内では初の「竹取物語」で、国際作曲コンクール入賞！　留学も支援とは

やや、急転直下の展開に目をパチクリだったけど、快挙！　おめでとうございます。

なにげなく、ふたりを繋ぐ感で、チラッと歌姫、柴咲コウが登場してたけれど、これがきっかけで、出会いとなるのかな？

また、その頃、ではのちに裕一の運命の人になる音(二階堂ふみ)が、姉の吟(松井玲奈)からお願いされて、お見合いの席にのぞんでいたのでした

なんか思いっきり、トーンが変わるわ、急展開するわで、半ばキョトン…　ですが、期待、です

（写真は、古川雄大演じる、個性的な、トランスジェンダーな、“ミュージックティーチャー”御手洗）

　　　(ストーリー）

幼なじみの鉄男（中村蒼）が教えてくれた「国際作曲コンクール」。銀行仲間の励ましもあり、裕一（窪田正孝）はコンクールに向けて交響曲の作曲に挑戦してみることにするが、音楽から離れていた2年のブランクは予想していたよりも長く、まったく曲を書けずに苦悩する日々が続いていた。一方、豊橋ではのちに裕一の運命の人になる音（二階堂ふみ）が、姉の吟（松井玲奈）からお願いされて、お見合いの席にのぞんでいた…。