ドラマスペシャル『黒革の手帖～拐帯行～』

本作は、2017年に放送された連続ドラマ『黒革の手帖』の続編。

原作は、言わずとしれた松本清張の人気小説

思えば、今や看板女優の米倉涼子も、この作品から、どんどんビッグになりましたものね。

ヒロイン・元子を演じる武井咲、清純派時代は、美貌が、お人形さん的でしたが、経験を積んで、艶っぽさが。

まずは、元子の刑務所出所シーンからに、びっくり

そして最初に出会うのが、因縁の相手。高畑淳子で、もちろん、高島政伸も登場。

安達祐実も美しく、芸達者・仲里依紗も、艶やか…

この経験で、さらにタフネスになった元子。同僚の意地悪にもめげず、飲み物をこぼされても、ドレスを破って注目度を上げるわ、噂話をされても「その話、聞かせてよ」の声に、進んで出向くし…

後半は逃走劇になるのですが、逃げだ先の旅館で出会った老夫婦が、仲良しでほのぼの…　と思ってたら、なんと風間杜夫が配されてて、「これは…」と思ってたら、

思いっきりドンデン返し、となったのでした。

目の保養な、悪女もの。痛快激でヨカッタです。

　　　（ストーリー）

メガバンクから横領した1億8000万円と借名口座のリストが記された“黒革の手帖”を武器に、銀座の高級クラブのママとして頂点に上り詰めたものの、横領と恐喝の罪で逮捕され実刑判決を受けた元子（武井）。

3年の刑期を終えた彼女は、誰も自分のことを知らない土地で再起しようと東京を離れることに。たどり着いた金沢で元子は、因縁の相手・橋田（高嶋政伸）からITビジネス経営者の神代（渡部篤郎）を紹介される。そして元子は、神代が経営する高級クラブでホステスとして働き始めると、あっという間に店のトップに上り詰めてママを務めることに。