スペシャルドラマ 土曜プレミアム『死との約束』

よっぽど、野村萬斎版・ポアロ、名探偵・勝呂武尊（すぐろ・たける）シリーズ、ウケたのですね。

原作はアガサ・クリスティーが1938年に発表した同名小説

スペシャルドラマシリーズは、2015年に「オリエント急行殺人事件」、

2018年に「黒井戸殺し」が放送。

「死との約束」は、1988年に俳優のピーター・ユスティノフさんが主演し、マイケル・ウィナー監督がメガホンをとって「死海殺人事件」のタイトルで映画化されたが、日本での映像化は初めて

勝呂の“運命の女”で婦人代議士の上杉穂波に鈴木京香、勝呂の捜査に協力する医師の沙羅絹子に比嘉愛未

女夫人は松坂慶子、同家長男の礼一郎は山本耕史、次男の主水は市原隼人、長女の鏡子は堀田真由、

次女の絢奈は原菜乃華、礼一郎の妻・凪子はシルビア・グラブと、三谷作品ならではの豪華キャスティング！

お笑いトリオ「我が家」の坪倉由幸、長野里美、阿南健治も出演

野村萬斎版・ポアロ、名探偵・勝呂武尊の濃厚キャラで、三谷ワールドを堪能。

しかし、天女キャラな、松坂慶子が、いやーーな性格の、いかにも敵が多そうな女性を演じて、被害者に

鈴木京香、個人的には「王様のレストラン」と「華麗なる一族」がハマリ役に感じたのですが、これも、なかなかに女優力！

主役・野村萬斎の「イギリス映画でポアロを演じているケネス・ブラナーに対抗していきたい」とのコメントにウケたのでした。

　　　　（解説）

三谷幸喜が脚本を手がけた本作は、アガサ・クリスティの推理小説をドラマ化するシリーズの第3弾。

昭和30年代の熊野古道を舞台に、休暇中のホテルで一風変わった本堂家と出会った名探偵・勝呂武尊が、本堂夫人が死体で見つかった事件を解決していくさまが描かれる。

「オリエント急行殺人事件」「黒井戸殺し」に続き萬斎が勝呂を演じ、城宝秀則が演出を担当