2021年 03月 25日
ドラマスペシャル「東京地検の男」 |
父や兄と同じく弁護士になることが当然だと思い込んでいた東丸は、あるとき“本当に自分は弁護士になりたいのか?”と疑問を抱き、一度はスーパーマーケットに就職したという変わった経歴を持つ検事。
たまたま遭遇した、ある出来事をきっかけに司法試験を受け検事になった彼は、スーパーで働いていたときに培った“普通”の感覚を忘れない庶民派検事。
そんな東丸の誠実な態度が、かたくなな被疑者の心を解きほぐしていく、痛快物語。
脚本・尾崎将也。名取裕子主演の同局系「京都地検の女」シリーズと同じプロデューサー陣が手掛ける“男版”の位置づけゆえか
なにげに、名取裕子も出演。存在感たっぷりに華を添えてましたが、「京都地検の女」をパロった台詞(お約束の「主婦の勘!」が登場)に、ウケました。
パートナーに、映画「ちはやふる」シリーズで、愛嬌ある存在感で、ユーモア・ポジションを演じてた、矢本悠馬が演じて、ちょっとコミカルね、いいコンビ。
市川猿之助、平岳大、野間口徹、等、配されてて、イイ仕事してました。
しかし、「愛しているといってくれ」で「いいひと」ポジションだった、岡田浩暉。こういう進化を遂げていたのですね。
エンタメとして、なかなかに良く出来ていて、評判良ければ、帯ドラ化の可能性を、虎視眈々なのを、ひしひし…
(ストーリー)
不動産会社の経営者・大橋妙子(小柳友貴美)が、刺殺された。容疑者として東京地検の検事・東丸信助(沢村一樹)のもとに送検されてきたのは、妙子から物件を借りて洋食店を営む山岡誠二(平岳大)。経営が悪化し、滞納している家賃のことで口論になった挙句、妙子を殺害したと警察で自供したという。
先入観をもたずに被疑者と向き合うことをモットーにしている東丸は、検察事務官・桐野圭太(矢本悠馬)と、逃走する山岡を目撃したという警備員会社役員・石森良雄(渡辺正行)に聞き込みを開始。続いて訪れた山岡の洋食店では、何かを隠している様子の従業員・田所美香(星野真里)が気になって…?真犯人は別にいる…と考えた東丸の真摯な問い掛けに心を打たれた山岡は、ついに真実を語り始める。
絶対に妙子を殺していないということ、自分が妙子と会っていた時間と目撃証言が食い違っていたため、警察から自白を強要されたこと、弁護士からもアリバイを証明することは不可能と言われてしまったこと…。憤りを感じた東丸は、真相を明らかにすることを誓う!そんななか、ふと新聞を目にした山岡は、妙子と会った後、掲載されている写真の男とすれ違ったと東丸に告げる。
その人物は、贈収賄事件で特捜部がマークしている大物議員・村井修三(螢雪次朗)の秘書・倉田昭夫(野間口徹)だった。東丸と桐野は、倉田に会うため、村井の事務所を訪ねるのだが…?
by noho_hon2
| 2021-03-25 06:48
| ドラマ
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