生きるとか死ぬとか父親とか 最終回「生きるとか 死ぬとか」

原作は、ジェーン・スーによるエッセイ。【生きるとか死ぬとか父親とか』

これ、ひょっとして上手に編集すれば、かなり上質な映画になるクオリティでは？と感じました。

最終回は、意外にも、父が、母愛用の包丁を、老舗で研いで、娘の渡すエピソードと、

初めて、娘として「人生の先輩」として相談する、までの絆が生まれたのもインパクト、でした。

トキコの仕事的にも、金曜の夜から、毎日の昼帯になる企画が、打診…

なにげに、田中みな実。トキコのラジオでの、人気番組でのパートナー。

華を添えつつ、キャリアを活かした、ナイス・ポジションでした。

思いがけず、吉田羊が（主題歌を）鼻歌感覚で、ゆるく歌うのも聴けたし…（なかなかに味でした）　

吉田羊の存在感と巧さと華、國村準の名優ぶりが最大限に活かされてた気がして…

若き日の、修羅場な日々のトキコを演じた、松岡茉優も奮闘だったけれど

なにげに、ラスト。新しい時間帯でのラジオをラーメン屋で偶然、耳にし、ふと涙する若い女性もインパクト！だったな…

後で知ったのですが、今回は、原作者のジェーン・ス一さんも、カメオ出演されてたそうで、びっくり (ﾟдﾟ)

個人的に、密かな、名作認定な作品です。

　　　（ストーリー）

父について綴ったエッセイ本がついに完成！そして、トキコ（吉田羊）と父（國村隼）は、亡くなった母の出刃包丁を研ぎに行く。二人の間にはいつもとは少し違った穏やかな空気が流れているが、トキコはラジオの放送時間の変更を提案され悩んでいた。深夜番組から昼間の帯番組というステップアップの提案だ。トキコは珍しく父に相談を持ち掛ける。その時、父がトキコに贈った言葉とは…？バラバラだった家族がようやく父と母と娘の三人家族になる、心温まるフィナーレ！