相棒 Season20 第６話「マイルール」

人気ベストセラー作家、福山（菅原大吉）が、遺体で見つかり、その遺作を巡るミステリー。

福山は、気に障ることがあると、担当者どころか出版社まで変えてしまう、気難しいタイプの作家で、その横暴ぶりで有名だったが、

大御所作家でありながら、著作の宣伝には貪欲で、テレビ番組にも、多数出演。

そんな彼は、密かに、過去に大きな傷を持っていて、少年事件で、娘を失う経験も。

また、捜査を進める中、右京は、福山が寄稿したエッセーの中に、右京（水谷豊）が、興味深い一節があるのを発見。

そこから紐解かれる悲劇と、それを、あくまで作品の執筆で昇華した、作家性が興味深かったです。

事件現場から消えた最終稿の謎と、そこに描かれたものは…

亘（反町隆史）が発見した、作品と焼殺の関係も「…なるほどっ！」だったし、捻りのあるストーリーでした。

意欲ある佳作だった気がしました。

　　　（ストーリー）

右京（水谷豊）と亘（反町隆史）はベストセラー作家の福山（菅原大吉）が殺害された現場の自宅へ。連載するミステリーの最終回原稿がなくなっており、‘扱いにくい作家’として知られる福山が連載する出版社を直前で変更していたことが判明。そんな中、福山が連載の完結で「失われた事実があぶり出される」と言及していたと知った右京と亘は、過去のある事件にたどり着く。