2022年 01月 04日
スペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』 |
選んだ作品は… スペシャルドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』
この作品の監督、馬場康夫監督って、ホイチョイ・プロダクションズの方じゃないですかぁ… と思ってたら、
それって、大学卒業後、同級生たちと設立したもので、日立製作所に勤務していた81年に「ビッグコミックスピリッツ」で、『気まぐれコンセプト』の連載を。
『カノッサの屈辱』『マーケティング天国』等、伝説番組の企画に携わっていて、驚いたのでした。
87年の『私をスキーに連れてって』で映画監督デビュー。
その後『彼女が水着にきがえたら』(89年)、『波の数だけ抱きしめて』(91年)、『メッセンジャー』(99年)、『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(07年)でメガホンをとり、『潜水艦カッペリーニ号の冒険』で、テレビドラマ初演出とは…
今をときめく、人気者をして、制作した物語…
ちなみに「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」というのは、イタリア語で「食べて、歌って、愛して」(文法的に若干の違和感があることはさておき)を意味し、
日本の旅行ガイドなどで頻繁に見受けられるイタリア人の気質を表す常套句。
その3つを体現したかのような、3人のイタリア人を軸にして、イタリアを象徴する食材であるトマトが「野菜なのか、果物なのか」という永遠の命題を戦時下における
「敵なのか、味方なのか」に置き換え、陽気でポップなコメディとして仕上げた作品…「眩しく映る異文化交流の形」が、メインテーマ?!
いろいろな意味で、興味深かったです。
(ストーリー)
1943年9月、太平洋のど真ん中、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号が日本へ物資輸送のために向かっていた。出発時は日本と同盟を組む枢軸国だったイタリアだが、出航した後、イタリアは連合国側に寝返っていた。乗組員のイタリア人・アベーレ(ペッペ)、シモーネ(ベリッシモ・フランチェスコ)、アンジェロ(パオロ)は渡航中にまさかイタリアが日本の敵国になっていることなどつゆ知らず、日本から大歓迎を受けると期待に胸を膨らましていた。ところが、長旅を終えようやく日本に到着した3人を待っていたのは鬼の形相をした日本海軍少佐・速水洋平(二宮和也)だった。速水は、“人生は国を守るためにこそある”と信じてやまない超堅物。かつて、イタリアに滞在していたが、“食べて、歌って、恋をして”を信条にするイタリア人の軟派な国民性を毛嫌いしていた。実はイタリア語を流ちょうに話せるが、上司である大佐・廣田正(堤真一)から「イタリア語を話せるのは隠しておけ。イタリア人たちが油断してしゃべることを聞き出せ」と命じるのだった。そんなことも知らず、イタリア人たちは速水の前で、イタリア語で悪口を言いたい放題に話してしまう。全て理解できている速水は、グッと堪えながら知らないふりをするが…。一方、速水の妹の早季子(有村架純)と同僚の鈴木香苗(愛希れいか)たちは荷車を引いて歩いていると、日本兵に引率されたイタリア人たちに出会う。その瞬間アベーレは早季子に一目ぼれしてしまい、この恋沙汰が速水の逆鱗に触れることに・・・!
by noho_hon2
| 2022-01-04 13:23
| ドラマ
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