ミステリと言う勿れ 第10話「ファイナルエピソード！さようなら、ライカさん…」

原作は、田村由美による、人気ミステリー漫画。

ひょっとすると、今回は、ものすごい重要回だった…　かも。

事件と、ライカの謎と、二重構造に、物語が進みました。

久能整（菅田将暉）とライカ（門脇麦）と、かなり独自のセンスを持つ、おふたりが、少しづつ距離を縮め、関わることによって「何日かが変わる」ところが見どころでした。

一緒に食事したり、笑い合ったり…　似た者同士、初めて、何か通じ合うものがあったの…　かも。

また、途中のお食事処で、店主の娘・沙也加（志田未来）が、とても緊張。その様子の不可解さ。

落とした覚えのない小銭（5円と10円）を示されたり、お通しサービスが「ゴーヤトーフ（フヤフヤの）」だったり、何かのメッセージ性？！

また、ライカの腕の傷跡に「千夜子が、やったの」と平然。実は「性同一性乖離障害」であり、ライカは、千夜子が作り出した人格のひとつ、だったのでした。

幼少期。酷い家庭内暴力を受け、成長してからは、性的虐待まで…　その結果であった模様でした。

加えて、沙也加が、おすすめとして提示した「タン塩」「酢もつ」「ケジャン」「テールスープ」の、頭文字。

きわめつけは、店のライトの点灯が、SOSを発信してたのに気づき、店主と思しき男性・邦夫（堀部圭亮）は、実は強盗で、沙也加は脅されてことを、読み解き、救済することになります。

千夜子は十分回復し、もう、ライカが代わりに痛みを引き受ける必要もなくなり…　ヨカッタですね。

それにしても、みんなして、ものすごい演技力だったなぁ…　と、感服。

菅田将暉。大河でも、三谷流・解釈の、新・義経、という難役をこなし、こちらでも、変人で天才な、デリケートな役どころを…　個人的に、天才肌なものを感じます。

月９的・ご馳走感たっぷりで、面白かったです。

フィニッシュが気になるけれど、願わくば、続編や、スペシャルが制作されますように…　(^^*)

　　　　（ストーリー）

久能整（菅田将暉）とライカ（門脇麦）が大隣総合病院の温室で足湯を楽しんでいると、梅津真波（阿南敦子）が来て正月の過ごし方の話になる。病院に来る途中、神社を見かけた整が初詣に行かないかとライカを誘うと、真波も二人で行ってみたら良いと勧めた。ライカも承諾したので、整は元日午前3時に行こうと約束する。