古畑任三郎傑作選 「しばしのお別れ」（山口智子ゲスト回）

聞くところによると、これが、古畑任三郎シリーズの、最高視聴率を獲得した作品、なんですってね。

「ロンバケ」等で、最もノッてた頃の、山口智子を迎えるにあたり、「趣味は、フラメンコ」という彼女の、見せ場を作ったあたりにも、「ゲストに当て書きする」という、三谷幸喜のサービス精神を感じました。

もともと、モデル出身なので、スタイル抜群！　創作・生花しつつ、踊る黒い大胆ドレスが決まっていて、美しかったです。

（この背中が大きく開いたドレス、ってのも、ポイントなんですがね）

お茶目な、ユーモア担当に徹した、西村雅彦の、余興の、とんでもステージや、あくまで遊び心な、ヒロインの機転を真似した、葬儀での、古畑を含む、フラメンコ祈り、が笑えました。

桃井かおり、といい「走る美女」ってのも、多かったのですね。

今、観ても新鮮でした。

余談ながら、基本的に「見えない人」なのですが、女優さんの周囲に「不思議なキラキラ」を感じ、目が離せず、惹きつけられた（特にオープニングで！）のは、

いっとき、年末恒例にオンエアされてた「2９歳のクリスマス」の、山口智子と、これまた人気で何度もリピされた「恋のチカラ」の、深津絵里…　かも。

　　　（ストーリー）

ただ己の冷静な判断・推理・巧みな話術で巧妙なトリックを解き明かす刑事・古畑任三郎（田村正和）と、毎回犯人役に迎えるゲストでストーリー構成された刑事ドラマ「古畑任三郎」シリーズ。

フラワーアレンジメントスクール学長・二葉鳳翆（山口智子）は、方針の合わない師匠である鳳水（長内美那子）を大胆にも発表会の本番中、大勢の観客のいる中で殺害する。フラワーアレンジメントの生徒である今泉慎太郎（西村まさ彦）の付き合いでたまたまその場に居合わせた古畑だったが…。