2022年 07月 31日
空白を満たしなさい 最終回 |
漫画雑誌『モーニング』(講談社)で、2011年40号から2012年39号まで、鎌谷悠希のイラストを添えて連載された。編集は佐渡島庸平が担当。
あまりに、根っこにある問題提起度。メディアミックスされた作品、だったのですね。
とにかく、出演者の芸達者さと、静かで繊細な、熱演ぶりが光りました。
だって、自殺者が、3年経って、記憶の無いまま蘇り、「復生者」と呼ばれ、その数の多さ。ほぼ社会現象にまでなる という、ものすごい設定。その空白を辿るミステリーなんですもの。
前半こそ、ミステリアスで、謎の存在な、佐伯(阿部サダヲ)の怪演が圧倒的!でしたが、
最終回は、ゆっくりと、家族の時間を過ごし、「取り戻していく」経緯が感動的でした。
息子役、璃久(斉藤拓弥)も、また絶妙に好演。
個人的には、塚本祐と、その妻役の、鈴木杏の演技を称えたいです。
藤森慎吾や、滝藤賢一も、この摩訶不思議ワールド。イイ味出してました。
(ストーリー)
自分の死の真相を受け入れた徹生(柄本佑)。息子・璃久(斉藤拓弥)との溝も埋まり始め、妻・千佳(鈴木杏)と共に家族の絆を確かめ合う。復生者(生き返った者)の会で出会った木下(藤森慎吾)と新しいビジネスも始めることになり、NPO法人の池端(滝藤賢一)の支援を受けながら前向きに生き直そうとした矢先(やさき)、世界中で復生者が次々に消えているというニュースが飛び込む。残された時間が少ないと悟った徹生は…。
by noho_hon2
| 2022-07-31 06:42
| ドラマ
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