エルピス―希望、あるいは災い― 第6話「第2章完結！明かされる真実、歓喜と慟哭、それぞれの結末」

実在の複数事件に着想を得た、渡辺あやさん脚本の社会派エンターテインメント。

スキャンダルで、いったんは奈落を味わった、エースアナウンサーから転落した浅川恵那（長澤まさみ）と、

その仲間たちが、連続殺人事件の冤罪疑惑を追う リアリティと現代性溢れる、社会派ストーリー。

ついに、物語は、ますます核心へ…　第２章完結！

取材を進めていく内、副総理の、大門雄二（山路和弘）の意外なプロフィルが明らかに

西澤正（世志男）の「松本死刑囚（片岡正二郎）を見た」という目撃証言が、うそと判明。

逮捕の決め手となった証言が覆されて、再審は現実味を帯び、恵那は再び奮い立つ。

そして、ついに「ニュース８」に 返り咲いた、復活・長澤まさみの見せ場。

事件の特集 VTRが深夜情報番組「フライデーボンボン」で放送されると、世間の反応はすさまじく、あらゆるメディアが動き出す。

しかし、重要参考人である西澤が姿をくらまし、再捜査の可能性が消滅

「大洋テレビ」では緊急幹部会議が開かれ、恵那が「事件を追っていた記者」として、かつて担当していた看板番組「ニュース8」に出演することが決まり……

恵那は無事、出演を終えたものの、番組改編期だったこともあり、フライデーボンボンの打ち切りが決定。

その打ち上げで、披瀝された、長澤まさみの歌声が、なかなかで、途中から参加の、拓朗（眞栄田）とのデュエットが、なかなかの聞きもので…　個人的に「ををっ！」

チーフプロデューサーの村井喬一（岡部たかし）は、関連子会社、若手ディレクターの岸本拓朗（眞栄田郷敦）は、経理部へそれぞれ異動に。

“粛清”が行われる中、恵那は、ニュース8のキャスターに返り咲くことに。

恵那がキャスターとしての仕事に追われる一方、拓朗は事件取材を続行。

すると、かつて恵那が入り込んだ怪しい雰囲気の雑貨店の店主が、商店街を牛耳る本城建託の社長の息子と判明

すでに雑貨店は閉店していたが、拓朗は店の写真を撮影して、恵那に送信。

恵那は、店の横に大門の選挙ポスターが張られていることに気づき、大門のプロフィルを調べると、大門は事件のあった神奈川県八飛市の出身であることが判明。

元警察庁長官の大門が事件をテレビ番組で取り上げないよう圧力をかけていたことから、事件への関与を疑う声は以前から上がっていたが、ますますその見方が強くなり、SNSは、盛大にザワついててます。

自分としては、長澤まさみはもちろん、眞栄田郷敦の、想定以上の「大きな伸びしろ」を痛感。

むしろ、若手イケメン枠に、この手の野性味溢れるキャラががら空きなので、今後、作品選び次第で、快進撃の予感です。

ヒロインを、奈落落ちさせた元彼役の、鈴木亮平。

理想のお父さんは、もちろん鉄板のハマりよう、ですが、こういう 男女のセクシーな役どころも出来るのですね、と感心…

いろいろな意味で、終盤の展開が楽しみです。

　　　（ストーリー）

西澤正が「松本死刑囚（片岡正二郎）を見た」というのはうそだった－。逮捕の決め手となった目撃証言が覆されたことで、再審は現実味を帯び、恵那（長澤まさみ）は再び奮い立つ。さらに、拓朗（眞栄田）がつかんだこの事実は、かつて報道局に在籍していた村井（岡部たかし）の魂にも火をつけ、事が事だけに報道部に任せるべきだという恵那や名越（近藤公園）の言葉をよそに、村井は『フライデーボンボン』で大々的に報じると宣言する。