拾われた男 第６話

今回は、兄・武志（草なぎ剛）の事情にスポット。

どうやら、長年一緒に過ごした エイドリアンから聞かされる諭（仲野太賀）。

エイドリアンは、いったんは、女優を夢見て 故郷を飛び出したものの、身重になり、シングル・マザーとなって帰省した境遇。

武志は、自分の身を助けてくれた親友のエイドリアンのため、そして彼女が1人で育てる幼い息子のショーンのため、父親代わりとなって2人を支えていた関係。この生活を手放したくないようですね。

兄弟がほんの少し心の距離を縮めた頃、日本では15年ぶりの息子の帰郷を巡り、

父・平造（風間杜夫）と母・きく（石野真子）が大喧嘩してしまう展開も、また親族ならでは…　ウケました。

「嘘のような本当の話」として、原作者でもある松尾が“本人”役で出演

敏腕編集者・芥川マリ(夏帆)とともに、自身の過去を振り返りながら、“松戸諭”の物語を書き進めていく“転がし役”を担う。展開も、また面白いなぁ…と、感じます。

異国の兄弟について、少々「ホラを吹いてる」ところも、御愛嬌。

余談ながら、やはり、草彅剛、イイ役者さんに成長したなぁ…と、痛感。

主役を演じる、松戸諭（仲野太賀）も、世帯を持ち、安定した暮らしに…　やはり、巧さが、作品ごとに、ぐいぐい…「伸びしろ」の大きさを感じますね。

どうなるのかな？　興味津々…

　　　　（ストーリー）

「日本に帰らない」と言う兄・武志（草なぎ剛）の理由を、長年一緒に過ごしたエイドリアンから聞かされる諭（仲野太賀）。武志は、自分の身を助けてくれた親友のエイドリアンのため、そして彼女が1人で育てる幼い息子のショーンのため、父親代わりとなって2人を支えていたのだった。兄弟がほんの少し心の距離を縮めた頃、日本では15年ぶりの息子の帰郷を巡り、父・平造（風間杜夫）と母・きく（石野真子）が大喧嘩をしてしまう。