2025年 03月 17日
【特集ドラマ】どうせ死ぬなら、パリで死のう。 |
実力派俳優・岡山天音が主演!実在した悲観主義者(ペシミスト)、エミール・シオランに触発されたオリジナルドラマ!
原作、脚本家。伊吹一のコメントを、紹介したいです。
6年ほど前、法律家の夢が破れ、人生のどん底にいた頃出会ったのが、今回のモチーフであるシオランという思想家でした。
彼は世界を代表するペシミストですが、そのペシミストっぷりは凄まじく、読んでいて思わず笑ってしまうほどでした。
それは日本の地の底から、マントルを抜け、ブラジルに突き出て、リオのカーニバルに参加するような体験でした。
そんな彼の思想は、決して明るいとはいえないこの世界を生きる上で、(シオランにとっては本意ではないかもしれませんが)大きな希望になり、
私はもごもごとあがいているうちに、なぜか脚本を書くようになり、こうして今回、シオランのドラマを書くことができました。
主演の岡山天音さんは同学年ですが、いつか台詞を書きたいと希(こいねが)っていた憧れの人でした。
そして少し珍妙なタイトルは、私が死ぬ前にエッセイ集を書くなら、タイトルはこれにしようと用意していたことばでした。人生はあまりに不可思議です。…には「なるほど!」感。
「生きることは拷問」という無器用な男が、姉から託された甥っ子もまさかの同類で意気投合。ネガティブ過ぎる凸凹コンビは、稀代の悲観主義者(ペシミスト)、エミール・シオランが残した、人生を全否定する数々の言葉に触発され、なぜか生きる糧を見いだしてく…。
悲観主義の方はもちろん、生きにくさを抱える二人の奇妙な日常にほっこりしたい、傷ついた誰かに優しくしたい、されたい、最近お疲れの皆さまにも届けたい人間賛歌ドラマです。
個人的には、名脇役、岡山天音を主人公にドラマが制作されるとは、サプライスでした。でも、負け犬・人生について演じると、味わい深いものがあるナ…と、感心。
ちなみに、物語のキーとなる、<エミール・シオランについて>は…
1911年ルーマニアに生まれ、第二次世界大戦後のフランスで活躍した思想家・哲学者・作家・エッセイスト。自身が抱える精神的な苦悩や葛藤をもとに、社会や人生を否定する数々の書物を残し、「ペシミストの王」と言われる。「人間なんてそもそも生まれないほうがよい」という反出生主義を提唱した。主な著作に「カイエ」、「告白と呪詛」、「悪しき造物主」、「生誕の災厄」など。…出そうです。
個人的には、2人して共通しているのは、ペシミストという共通・概念。叔父の吉人(岡山天音)は、中学時代から、引きこもりだったみたいだし、姉は、奔放な恋愛体質。今回も、恋する度に、記念の(?)子供を宿し、シングル・マザーとして生きるバイタリティ!
やはり、似た者同士の、主人公と、甥っ子の2人の生活が、何かをもたらしてくれたら、イイな…と、願ってしまうドラマでした。
(ストーリー)
大学の非常勤講師として働く吉人(岡山天音)は、妊娠中の姉から甥・幸太を押し付けられ、預かることに。だが間もなく、幸太が失踪。吉人はどうにか幸太を探し出すと、現実に絶望する幸太の本音を聞くと意気投合してしまう。
二人の関係は深まり、共に吉人の専門である悲観主義(ぺシミズム)を突き詰めていく。“人生を悲観しつつも、どこか楽しい”不思議な共同生活を送る二人。やがて、それぞれにとって最悪の悲劇が起きる。
by noho_hon2
| 2025-03-17 04:02
| ドラマ
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