完全不倫 ― 隠す美学、暴く覚悟 ― 最終回

オリジナル脚本による、不倫を通して“再生”する家族の物語。

脚本 - 阿久津朋子、板谷将行

吉岡拓哉(前田公輝)は、妻・千春(仁村紗和)をこよなく愛し、順風満帆な生活を送っていた。

しかし、ある日、魔が差して妻のスマホをのぞいてしまう。怪しいものはなく猛省する拓哉だが、千春が仕掛けた複数のトラップに引っかかっただけだった。

　　　　（ネタバレになる可能性、少し、間を開けます）

妻・千春（仁村紗和）の４人目の不倫相手が同僚・莉乃（堀未央奈）だったのも、驚いたけれど、千春（仁村紗和）の、実母である、京子（宮崎美子）が、毒親を演じるは意外や意外っ！　しかも、不倫自体が、その影響だったとは！

それを突き止め、離婚届は提出したけれど、ラストには「コーヒー溢しちゃったので、まだ届けていません」なオチになるとは、意外や意外っ！の連続でした。

まさか、不倫サスペンスが、こんなに、ドンデン返しが多いのは？！　でも、事実上、ハッピーエンドだったので、納得感です。個人的に、仁村紗和。大女優の片鱗を感じます。これからも活躍してほしい、女優でんです。

　　　　（ストーリー）

妻・千春（仁村紗和）の４人目の不倫相手が同僚・莉乃（堀未央奈）と知った拓哉（前田公輝）は離婚を決意。だが千春の母が雇った探偵が不倫を暴露し、千春は証拠写真で脅迫される。

傷心の拓哉は幼馴染と過ごし心を癒すが、千春が離婚届に署名し去っていく。離婚成立後、千春は会社も絵画教室も辞め姿を消す。背後に悪徳探偵の影を知った拓哉は仲間と共に対決。“完全不倫”の果てに夫婦が選ぶ未来とは――運命の最終回。