2026年 06月 07日
国宝 (2025) |
『ボヘミアン・ラプソデー(2018)』以来、久しぶりに ダンナさんと、リビングで 映画を観ました。
映画『国宝』は、吉田修一の 同名小説を 李相日監督が 実写映画化した、歌舞伎の世界を描いた 2025年公開の 人間ドラマです。
本作は 第49回日本アカデミー賞で 作品賞・監督賞を含む 10部門で 最優秀賞を受賞し、第98回米国アカデミー賞の メイクアップ&ヘアスタイリング賞にも ノミネートされるなど、国内外で 非常に高い評価を 獲得しました。
作品の概要
公開日:2025年6月6日
原作:吉田修一『国宝』(朝日新聞出版)
監督:李相日(『悪人』『怒り』に続き、吉田修一原作の映画化は3度目)
任侠の一門に生まれながらも上方歌舞伎の名門に引き取られ、稀代の女形へと上り詰めていく 立花喜久雄と、
歌舞伎の名門に生まれ 将来を約束された 御曹司・大垣俊介。
生い立ちも才能も異なる 2人のライバルが、芸の道を ひた走る 激動の人生を 描いています。
主要キャスト
立花喜久雄:吉沢亮(主人公・稀代の女形)
大垣俊介:横浜流星(喜久雄のライバル・名門の御曹司)
その他の出演者:高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、三浦貴大、見上愛、永瀬正敏 ほか
主題歌:原摩利彦 feat. 井口理(King Gnu)「Luminance」
国内外での受賞実績、そして作中で 圧巻のクオリティで 再現された 歌舞伎の演目について、さらに掘り下げて ご紹介します。
物語は 1960年代の 長崎から始まり、約半世紀にわたる 壮大な 人間ドラマが 展開されます
始まりの出会いと宿命
極道出身で歌舞伎の“血”を持たない喜久雄ですが、厳しい稽古を経て、誰もが息をのむような「圧倒的な女方の才能」を開花させていきます。
一方、名門の血筋を継ぐ俊介は、自らの宿命に悩みながらも、喜久雄の圧倒的な才能を目の当たりにし、激しいライバル心を燃やします。2人は「半々コンビ」として若くして人気を博し、互いを高め合っていきます。
すれ違う運命と栄光、そして孤独
時代の荒波や周囲の愛憎劇に翻弄され、2人の道は次第に大きくすれ違っていきます。
俊介はとある事情から一時期舞台を離れ、借金を背負うなど泥泥とした生活に苦しみますが、再び芸の道へと戻ります。
しかし、そんな俊介の身体を過酷な病魔が蝕んでいきます。喜久雄は「人間国宝」へ上り詰めるほどの栄光を掴み、人間を超越した領域の舞を披露しますが、その裏には数々の犠牲と底知れない孤独が待ち受けていました。
受賞に関する詳細
映画『国宝』は、映画ファンの枠を超えて社会現象となり、邦画実写映画の歴代興行収入1位(110億円超)を記録しました。その圧倒的な完成度は賞レースでも 高く評価されています。
第49回日本アカデミー賞(2026年3月13日授賞式)
最優秀作品賞、最優秀監督賞(李相日)を含む最多10冠を獲得し、授賞式を席巻しました。
主演の吉沢亮さん、共演の横浜流星さんらも登壇し、普段映画館に行かない層まで作品が届いたことへ深い感謝を述べました。
劇中で役者陣が挑戦した歌舞伎の演目
本作の見どころは、上映時間175分のうち大部分を占める本格的な歌舞伎シーンです。吉沢さん、横浜さんらは長期間にわたる過酷な稽古を経て、吹き替え(スタント)なしで数々の名演目をフルバージョンさながらに踊りきりました。
『鷺娘(さぎむすめ)』
映画の集大成となる、喜久雄(吉沢亮)のソロ舞踊。雪深い水辺で、人間の男性への叶わぬ恋に苦悩し、激しく悶えながら死んでいく白鷺の精を描いた名作です。まつ毛に止まった紙吹雪が落ちる瞬間まで美しく、喜久雄の壮絶な人生が重なるクライマックスの舞は、多くの観客の涙を誘いました。
映画の集大成となる、喜久雄(吉沢亮)のソロ舞踊。雪深い水辺で、人間の男性への叶わぬ恋に苦悩し、激しく悶えながら死んでいく白鷺の精を描いた名作です。まつ毛に止まった紙吹雪が落ちる瞬間まで美しく、喜久雄の壮絶な人生が重なるクライマックスの舞は、多くの観客の涙を誘いました。
『二人道成寺(ににんどうじょうじ)』
喜久雄と俊介(横浜流星)の2人が息を合わせて舞う、本作の象徴的な演目。恋の執念から大蛇へと変貌した女の怨霊を描いています。重い衣装をまとって2人で完璧に息を合わせる圧巻のシーンであり、彼らの絶頂期と、俊介の病が発覚する下り坂の局面という「両極端の人間ドラマ」がこの同じ演目を通して表現されました。
喜久雄と俊介(横浜流星)の2人が息を合わせて舞う、本作の象徴的な演目。恋の執念から大蛇へと変貌した女の怨霊を描いています。重い衣装をまとって2人で完璧に息を合わせる圧巻のシーンであり、彼らの絶頂期と、俊介の病が発覚する下り坂の局面という「両極端の人間ドラマ」がこの同じ演目を通して表現されました。
『連獅子(れんじし)』
歌舞伎といえば広く知られる、親獅子が子獅子を谷底に突き落として鍛える伝説を基にした、激しく力強い演目。大垣屋の血筋や、親子の絆・伝統の継承と断絶を象徴する場面として劇中に登場します。
歌舞伎といえば広く知られる、親獅子が子獅子を谷底に突き落として鍛える伝説を基にした、激しく力強い演目。大垣屋の血筋や、親子の絆・伝統の継承と断絶を象徴する場面として劇中に登場します。
『曽根崎心中(そねざきしんじゅう)』
近松門左衛門の傑作人形浄瑠璃を歌舞伎化した、恋に生きる男女の心中物語。喜久雄と俊介の運命が交錯する重要な転機、そして2人の深い結びつきを象徴する演目として、生々しいリアリティを持って描かれます。
近松門左衛門の傑作人形浄瑠璃を歌舞伎化した、恋に生きる男女の心中物語。喜久雄と俊介の運命が交錯する重要な転機、そして2人の深い結びつきを象徴する演目として、生々しいリアリティを持って描かれます。
なるほど、記録的数字や、リピーターの存在に大納得っ! 個人的には、喜久雄(吉沢亮)の少年時代を演じた子役俳優さんに、注目です。
by noho_hon2
| 2026-06-07 12:42
| 映画
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