2006年 07月 24日
ハウルの動く城 |
なんだか、世間の評判が思いっきり賛否両論に分かれたせいか、過分な期待がなかったぶん“純粋に楽しめた”意味でラッキーでした。
もう、序盤から、宮崎ワールド全開!
彼ならではの独特のセンスや映像美が堪能できた意味で、既に充分、満足…
うっすら知ってはいたものの、これは、イギリスの、ファンタジー小説。ダイアナ・ウィン・ジョーンズが書いた作品。「魔法使いハウルと火の悪魔」なんですってね。でも、ここまで、宮崎色にアレンジできたら、それはそれで大したものだなぁ… と感心してしまったのでした。
個人的には、できれば中心人物は(顔のイメージが浮かびすぎない)本職の声優さんを使って欲しかったような気がして…
といっても、火の精霊、カルシファーを演じた、我修院達也。マルクル役の天才子役・ 神木隆之介は、とてもヨカッタし、荒地の魔女の美輪明宏なぞ、彼以外、「ありえない!」ほどハマってました (^。^;)
ダンナさんは、宮崎アニメという期待があったせいか「たしかに、見て損は無いけれど、なんだか、これまでの作品の寄せ集めっぽくて、ややラストも甘かったかな?」と、やや辛口傾向。(たしかに、荒地の魔女は、もっと終始一貫して、まがまがしくあって欲しかったような…)
私は女性のせいか、18歳なのに魔法をかけられ、一気に90歳になってしまうソフィーに、大いに興味深いものをおぼえました。
若さを失うことによって、逆にたくましく成長していく部分。折々の状況と感情で、クルクル変わる「顔の変化」に目が離せず、ソフィーとは逆に、弱さや脆さ、小心さを、魔法による美しさでカバーしようとするハウルのキャラが対照的で、なかなかに面白いなぁ、と感じました。
作品としての完成度、評価としては、少し前のものが高いかもしれませんが、個人的に、純粋に「好き!」なのは、なんといっても、初期作品で、これは、おそらく不動。
でも、この作品も、「好み」としては、それに程近い場所にランキングされそうな予感ヒシヒシ
もう、序盤から、宮崎ワールド全開!
彼ならではの独特のセンスや映像美が堪能できた意味で、既に充分、満足…
うっすら知ってはいたものの、これは、イギリスの、ファンタジー小説。ダイアナ・ウィン・ジョーンズが書いた作品。「魔法使いハウルと火の悪魔」なんですってね。でも、ここまで、宮崎色にアレンジできたら、それはそれで大したものだなぁ… と感心してしまったのでした。
個人的には、できれば中心人物は(顔のイメージが浮かびすぎない)本職の声優さんを使って欲しかったような気がして…
といっても、火の精霊、カルシファーを演じた、我修院達也。マルクル役の天才子役・ 神木隆之介は、とてもヨカッタし、荒地の魔女の美輪明宏なぞ、彼以外、「ありえない!」ほどハマってました (^。^;)
ダンナさんは、宮崎アニメという期待があったせいか「たしかに、見て損は無いけれど、なんだか、これまでの作品の寄せ集めっぽくて、ややラストも甘かったかな?」と、やや辛口傾向。(たしかに、荒地の魔女は、もっと終始一貫して、まがまがしくあって欲しかったような…)
私は女性のせいか、18歳なのに魔法をかけられ、一気に90歳になってしまうソフィーに、大いに興味深いものをおぼえました。
若さを失うことによって、逆にたくましく成長していく部分。折々の状況と感情で、クルクル変わる「顔の変化」に目が離せず、ソフィーとは逆に、弱さや脆さ、小心さを、魔法による美しさでカバーしようとするハウルのキャラが対照的で、なかなかに面白いなぁ、と感じました。
作品としての完成度、評価としては、少し前のものが高いかもしれませんが、個人的に、純粋に「好き!」なのは、なんといっても、初期作品で、これは、おそらく不動。
でも、この作品も、「好み」としては、それに程近い場所にランキングされそうな予感ヒシヒシ
by noho_hon2
| 2006-07-24 09:06
| 映画
|
Trackback(9)
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Comments(10)
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from 幸田回生
at 2006-07-24 09:49
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from Akira's VOICE
at 2006-07-25 10:28
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from 時間の無駄と言わないで
at 2006-07-25 12:36
タイトル : 『ハウルの動く城』
宮崎駿監督作品。 眺めてるだけで楽しいのは流石は天才アニメーター宮崎駿&スポンサーの資金力。 久石譲の音楽もイイ感じ。 美輪明宏も貫禄の芝居。 でもコレをお金を払って劇場で観てたとしたら腹立ったろうなぁ。だってストーリーがサッパリ解んないもん。「愛は世....... more
宮崎駿監督作品。 眺めてるだけで楽しいのは流石は天才アニメーター宮崎駿&スポンサーの資金力。 久石譲の音楽もイイ感じ。 美輪明宏も貫禄の芝居。 でもコレをお金を払って劇場で観てたとしたら腹立ったろうなぁ。だってストーリーがサッパリ解んないもん。「愛は世....... more
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from 日々思うこと
at 2006-07-25 18:49
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from とんぼ
at 2006-07-26 00:26
タイトル : 我修院達也
我修院達也のblog:kiriiの小部屋/2006年07月25日/サブにはまる3[前へ] [次へ] [目次へ] おかげさまでサブWIZは順調に育ち86レベルになりました 1日がんばった成果です リヴェさんにおいつけ追い越せでがんばったぞ~ 疲れた~ 寝ます おやすみなさい がしゅさんの叫びをアリアンで聞いたら眠気が吹き飛びました すごすぎる~w カテゴリ: [日記] - TrackBack(0)- 2006年07月25日 00:21:40 ん?。。。どんな叫びだったっけw -- がしゅ (2006-0...... more
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from kei☆の独り言;Blog
at 2006-07-26 20:58
タイトル : ●ハウルの動く城 [1]
見てきました! 静かなのがいいと、18歳未満は保護者がいてもNGな最終回を。 しかし…。 携帯切れ!!! マナーモードにしているのか、ぶぶーぶぶーぶぶーと振動音が、静かになると聞こえてきて(ーー;。最初の方から最後まで、ず~~~~~~~っと!! いまだにそんなことしてる..... more
見てきました! 静かなのがいいと、18歳未満は保護者がいてもNGな最終回を。 しかし…。 携帯切れ!!! マナーモードにしているのか、ぶぶーぶぶーぶぶーと振動音が、静かになると聞こえてきて(ーー;。最初の方から最後まで、ず~~~~~~~っと!! いまだにそんなことしてる..... more
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from MASログ
at 2006-07-27 01:40
タイトル : 「ハウルの動く城」の感想
金曜ロードショーで『ハウルの動く城』を見たので感想書き残し。 絵の美しさや個性的なキャラ、途中までの盛り上がりは、さすが宮崎アニメと思った。映画館で見れば、もうその要素だけでモトを取った気分になれるのではないだろうか。 個人的には、かかしのカブ(呪解後含む)、マルクル(よそ行きモード含む)、犬のヒンがくるくる回る所が特に愛らしいと思った。 話題の声優については、以前放送された特集番組で知っていたので、倍賞千恵子の少女声を興味深く聞けたし、キムタクや我修院達也はやっぱり気持ち悪かった。美輪明宏は予...... more
金曜ロードショーで『ハウルの動く城』を見たので感想書き残し。 絵の美しさや個性的なキャラ、途中までの盛り上がりは、さすが宮崎アニメと思った。映画館で見れば、もうその要素だけでモトを取った気分になれるのではないだろうか。 個人的には、かかしのカブ(呪解後含む)、マルクル(よそ行きモード含む)、犬のヒンがくるくる回る所が特に愛らしいと思った。 話題の声優については、以前放送された特集番組で知っていたので、倍賞千恵子の少女声を興味深く聞けたし、キムタクや我修院達也はやっぱり気持ち悪かった。美輪明宏は予...... more
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from Simple*Life
at 2006-07-30 22:18
タイトル : ハウルの動く城(映画)
今更ですが、感想を・・・ いんやぁぁぁ~。面白かったぁ。ほら、この映画が上映された 頃はいろんなこと言われてて、面白くないだのなんだの っていう噂が先行してたので、ちょっと躊躇して見にいかなかった んですけどね。 この間金曜ロードショーでやってたので見...... more
今更ですが、感想を・・・ いんやぁぁぁ~。面白かったぁ。ほら、この映画が上映された 頃はいろんなこと言われてて、面白くないだのなんだの っていう噂が先行してたので、ちょっと躊躇して見にいかなかった んですけどね。 この間金曜ロードショーでやってたので見...... more
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from Prism Viewpo..
at 2006-07-31 11:13
タイトル : 二人の「千尋」と戦争を無くす3つの方法●ハウルの動く城
「ソフィー」と「ハウル」の中に、二人の「千尋」が見える、 『風の谷のナウシカ』と『もののけ姫』の流れを汲む、 『千と千尋の神隠し』の正統な後継作品。 私は『もののけ姫』は、『風の谷のナウシカ』の後継作品と思ってい... more
「ソフィー」と「ハウル」の中に、二人の「千尋」が見える、 『風の谷のナウシカ』と『もののけ姫』の流れを汲む、 『千と千尋の神隠し』の正統な後継作品。 私は『もののけ姫』は、『風の谷のナウシカ』の後継作品と思ってい... more
マルクルでしたっけ。大人ぶった「待たれよ」という台詞がかわいくておかしくて、我が家で大ブームになっています。宮崎作品で一番好きなのは「魔女の宅急便」で、次点が「トトロ」と「耳をすませば」です。
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noho_hon2 at 2006-07-24 18:24
真花さん、こんにちわ。そうそう、マルクルの「待たれよ」と、おでかけの際は、「ヒゲで変装」の図、可愛かったですね。
私は、なんといってもラピュタがナンバーワンで、2番目がカリオストロ城です。「魔女の宅急便」と「トトロ」「耳をすませば」はオンエアされると何度でも見てしまいます。あの、独特のセンスと他の追随を許さない映像美に、ただただ、うっとり…
私は、なんといってもラピュタがナンバーワンで、2番目がカリオストロ城です。「魔女の宅急便」と「トトロ」「耳をすませば」はオンエアされると何度でも見てしまいます。あの、独特のセンスと他の追随を許さない映像美に、ただただ、うっとり…
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みふゆ
at 2006-07-24 22:49
x
ジブリファンなので劇場でも見ましたが…
やっぱりアニメは声優さんの演技も大きなポイントですよね。
18歳の倍賞千恵子はいかがなものかと…(^^;
千と千尋ではカエル役のカルシファーが一番自然だったように思います。
確かに、本人を意識せずにその登場人物(?)に入っていけましたものね。
私もラピュタが一番好きです。次はナウシカ、そしてトトロかな。
宮崎作品は空がとても美しいですね。
やっぱりアニメは声優さんの演技も大きなポイントですよね。
18歳の倍賞千恵子はいかがなものかと…(^^;
千と千尋ではカエル役のカルシファーが一番自然だったように思います。
確かに、本人を意識せずにその登場人物(?)に入っていけましたものね。
私もラピュタが一番好きです。次はナウシカ、そしてトトロかな。
宮崎作品は空がとても美しいですね。
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noho_hon2 at 2006-07-25 07:14
みふゆさんは、劇場で御覧になったのですか。いいないいな。特に、宮崎作品の空中シーンは大画面ならでは、ですよね。私も、正直いって「18歳の倍賞千恵子」に違和感おぼえたクチ… (^^;)ヾ ラピュタがナンバーワンとは、ますます他人と思えません。カルシファーは、本当にヨカッタですよね。それに、同感同感。宮崎作品の空は、まさに絶品! 特にトトロで、めいを探す場面の不安なキモチの夕焼けなど、あまりの美しさが切なくて、つい胸に詰まり、ジーーーン (;_;)
はじめまして。
トラックバックありがとうございましたっ。こちらからもTB遅らせていただきました。
私もマルクルが可愛くて可愛くて…vソフィーのこと大好きだからどこにも行かないでと抱きつくシーンが特に好きです!
トラックバックありがとうございましたっ。こちらからもTB遅らせていただきました。
私もマルクルが可愛くて可愛くて…vソフィーのこと大好きだからどこにも行かないでと抱きつくシーンが特に好きです!
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noho_hon2 at 2006-07-26 07:09
はじめまして、ヨウコさん。検索で、琴線に触れ、TBによって御縁ができまして、とても嬉しいです (^。^*) あのマルクルのシーンも、じつにヨカッタですね。感動で、思わず、うるうる…なってしまったのでした。これからも、どうぞ、よろしくお願いします
noho_hon2さん、こんばんは。
映画館に2回も観に行きました。わからないことだらけで(ーー;。そして、5連載でなんとか納得。DVDもゲットしたので、あとは何にも考えずに、マルクルを愛でようと思いつつ…今に至ってます。
映画館に2回も観に行きました。わからないことだらけで(ーー;。そして、5連載でなんとか納得。DVDもゲットしたので、あとは何にも考えずに、マルクルを愛でようと思いつつ…今に至ってます。
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noho_hon2 at 2006-07-27 07:18
kei☆さん、こんにちわ。kei☆さんは劇場に2度も足を運ばれたんですよね。そして、原作も読みこなした上で謎を解こうとした情熱… ひたすら、頭が下がるばかりだったのでした。
でも、おかげで、kei☆さんのオハナシを読むと、漠然と「なんでだろうなぁ?」と感じてた部分が、幾つも膝ポン! 改めて、原作と宮崎マジックの深さに、ひれ伏してしまうばかり。おかげで、何倍も楽しめました。ありがとうございます。たしかに、 マルクルの愛らしさ… 絶品ですよね (^。^*)
でも、おかげで、kei☆さんのオハナシを読むと、漠然と「なんでだろうなぁ?」と感じてた部分が、幾つも膝ポン! 改めて、原作と宮崎マジックの深さに、ひれ伏してしまうばかり。おかげで、何倍も楽しめました。ありがとうございます。たしかに、 マルクルの愛らしさ… 絶品ですよね (^。^*)
こんにちは。noho_honさん
やっぱりジブリ作品はいいですね。
きっと原作とは全然違うんでしょうね。
でもそれをこういう風に、宮崎ワールドにできるって
すごいことですよね。
思わず原作を読みたくなるようなそんな映画に仕上がってましたよね。
やっぱりジブリ作品はいいですね。
きっと原作とは全然違うんでしょうね。
でもそれをこういう風に、宮崎ワールドにできるって
すごいことですよね。
思わず原作を読みたくなるようなそんな映画に仕上がってましたよね。
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by
noho_hon2 at 2006-07-31 07:06
こんにちわ、みのむしさん。そうそう、みのむしさんの指摘されてた、宮崎作品の「ディテール表現の細かさ」は、私もまったく同感です。なにげないものほど、ハッとさせられますよね。思わず原作を読みたくなるような映画… 言えてますよね。この夏休み、挑戦してみようかしらん? (^。^*)