チャレンジは半分だけ

ここんとこ、悩みのひとつは、メニューのワンパターン化

どうも、気力が低下してくると、負の回路が増幅

「せっかく、張り切って新メニューに挑戦したのに、いまひとつ不評だったり、極端な場合。手もつけてもらえなかった」時の、がっくり記憶ばかりがよみがえり、つい、臆病になってしまうんですよ。

ところが先日。なにげなく本棚から手に取った、かなり昔の料理本。

あの栗原はるみセンセがブレイク前。まだ半分、アマチュア感を残してた頃の知恵を、ぺらぺらっと眺めてると、想像以上に…　というより、「今、はじめて、その価値がわかる」ノウハウ満載。驚いてしまったのでした。

いわく。「おもてなしは気負わず。いつもの（作りなれた）メニュー。定番を、ほんの少しだけ目先を変えて…」という発想に「なるほどなぁ…」

試しに、具体例として、鳥のカラアゲを、そこに載っていた、レシピを使い、タレの数を増やして、周囲を、ちょっとばかり、にぎやかにし、

地元の名産品として、主人の実家から送ってきてくれて、いつも好評な生かつおぶし。
日頃は包丁で削り、マヨネーズと醤油であえるのですが、ピーラー（野菜の皮ひき）を使い、とても薄くしたら、食感が新鮮だったのか、やたら好評だったのに「へ～ぇ」だったのでした。

考えてみると、本を選んだり、店を選ぶ場合も、そう。
ふと、惹かれてしまうのは、安心ベースの、ちょっとした斬新さ、なのかもしれませんね。さすが達人。分かっていらっしゃるぅ。チャレンジは半分だけ、ってのは、すごく賢いことなの…　かも

（切る）サイズをかえてみる。器や盛り付けをかえてみる…　考えてみると、他にも手段はアレコレですもんね。侮れないです。１度は琴線に触れたストック！

なにやら、大いに考えさせられるものがあったのでした