2007年 05月 23日
「プロフェッショナル 仕事の流儀」 鈴木成一 |
本の表紙などの装丁を専門に手がけるブックデザインの第一人者であり、今や、超・売れっ子の鈴木成一
恥ずかしながら、これまで「そういうことを専門に手がける職業(というか、ほとんど職人さん)が存在する」ってことを、それまで知りませんでした。
それだけに、すごく新鮮!で…
考えてみると、自分みたいな中途半端な(本や雑誌類への)好奇心の持ち主にとって、最もよく「目にする」のは
内容自体より、本屋さんで並んでるときや、雑誌や新聞、メディア等々で紹介された際の、本の表紙ですから、まさに顔!ですもんね。
編集者は、表現者達が「生み出されるのを手伝う、助産士」だと言ってましたが、ブックデザイナーは、その存在と魅力を世にしらしめる意味。宣伝部長であり、筆頭サポーターかもしれません
とくに、本から得られたインスピレーションを「表現する」意味で、「木の声をきく」彫刻家に似てるかも… って発想には、「…なるほどなぁ」なものがありました
個人的には、まだ、駆け出し時代。「迷いの森」してた頃の彼を、あの村上龍が「認め、高く評価した」ってエピソードに、大きなインパクトがありました。
やはり「一流には、一流がワカル」といいますか
村上龍の鋭い時代感度と、抜群の嗅覚にも、ふつふつと感動。
その、徹底したディテールへのこだわりや、迷ったら「いったん、突き放してみる」知恵、「直感を大切する」部分に、他にも、大いに通じるものがある気がして、うんと興味深かったです。
とくに、人気の新作に対し、公募で選び、抜擢した、新進デザイナーの作品を「最大限にいかす」方法を試行錯誤する過程も面白かったなぁ…
真摯な姿勢で「つくるひと」「表現するひと」を見てると、しみじみと嬉しくなりますね
恥ずかしながら、これまで「そういうことを専門に手がける職業(というか、ほとんど職人さん)が存在する」ってことを、それまで知りませんでした。
それだけに、すごく新鮮!で…
考えてみると、自分みたいな中途半端な(本や雑誌類への)好奇心の持ち主にとって、最もよく「目にする」のは
内容自体より、本屋さんで並んでるときや、雑誌や新聞、メディア等々で紹介された際の、本の表紙ですから、まさに顔!ですもんね。
編集者は、表現者達が「生み出されるのを手伝う、助産士」だと言ってましたが、ブックデザイナーは、その存在と魅力を世にしらしめる意味。宣伝部長であり、筆頭サポーターかもしれません
とくに、本から得られたインスピレーションを「表現する」意味で、「木の声をきく」彫刻家に似てるかも… って発想には、「…なるほどなぁ」なものがありました
個人的には、まだ、駆け出し時代。「迷いの森」してた頃の彼を、あの村上龍が「認め、高く評価した」ってエピソードに、大きなインパクトがありました。
やはり「一流には、一流がワカル」といいますか
村上龍の鋭い時代感度と、抜群の嗅覚にも、ふつふつと感動。
その、徹底したディテールへのこだわりや、迷ったら「いったん、突き放してみる」知恵、「直感を大切する」部分に、他にも、大いに通じるものがある気がして、うんと興味深かったです。
とくに、人気の新作に対し、公募で選び、抜擢した、新進デザイナーの作品を「最大限にいかす」方法を試行錯誤する過程も面白かったなぁ…
真摯な姿勢で「つくるひと」「表現するひと」を見てると、しみじみと嬉しくなりますね
by noho_hon2
| 2007-05-23 09:02
| テレビ
|
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Comments(2)
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from いま話題の男性芸能人とは?
at 2007-05-23 20:47
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by
雛子
at 2007-05-23 19:44
x
あるんですね、そういう職業。
おっしゃる通り、やはり目を引くデザインをされた本は、「おや?」と思います。劇的にシンプルなのにも、計算されたシンプルさがありますよね。
本が面白ければ、口コミなどでも広がっていきますが、ブックカバーや帯は、「なんだろう?」と手に取るきっかけをくれます。
芸術家であると同時に、宣伝部長ですね
おっしゃる通り、やはり目を引くデザインをされた本は、「おや?」と思います。劇的にシンプルなのにも、計算されたシンプルさがありますよね。
本が面白ければ、口コミなどでも広がっていきますが、ブックカバーや帯は、「なんだろう?」と手に取るきっかけをくれます。
芸術家であると同時に、宣伝部長ですね
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by
noho_hon2 at 2007-05-24 08:13
改めて、本には“多くの人がかかわっている”こと、そして“想いがこめられてること”が実感!で、しみじみ… でした>雛子さん。
どちらかというと、縁の下の力持ち的存在ですが、ある意味。作家さんと同じぐらい「…アーチストだなぁ」と感心させられるばかり。
たしかに、本屋さんで「ふと、目をひく」「心に残る」装丁って確実にありますもんね。さらに、大好きな本屋さんで「見る目が変わり」そうな予感に、ちょっとワクワク
どちらかというと、縁の下の力持ち的存在ですが、ある意味。作家さんと同じぐらい「…アーチストだなぁ」と感心させられるばかり。
たしかに、本屋さんで「ふと、目をひく」「心に残る」装丁って確実にありますもんね。さらに、大好きな本屋さんで「見る目が変わり」そうな予感に、ちょっとワクワク