ホタルノヒカリ 最終回

やや、展開が駆け足で、盛り沢山だった関係。このオハナシの最大の名物。ぶちょおと、アホ宮（蛍）の漫才な掛け合いは、やや控え目、でしたが、上手にまとめてましたね

個人的に、ずっと謎だった恋愛のミステリー部分…

好き合ってる２人が、想い合うキモチに変わりはないのに、一緒に生活すると「なぜか、うまくいかない」場合もアリなのか？

その答えが、ふと垣間見えたような…　程度の大小はあれ、こういう感じなのかもしれないな…　と、えらい感慨深いものがあったのでした。

次第に、玄関前で、思わずタメ息つくディテール部分。
ひとりになれる、エレベーターの中や、部屋の個室（！）で、思わず、へろりんちょ、となってたり、「なぜなんだ？　…ドアが…　鉛のように重い…」と感じる機微に「ああ、うまいなぁ…」と感心してしまいました。

とくに、流れる空気の差が歴然！
「…やはり、部長との会話が断然、楽しいよね」
とのダンナさんの意見に、同感同感！

ラブラブ状態でさえ、マコト君とだと、なんだか退屈。
「…無理してるような…」と感じられる、この不思議。
素朴な語ながら、脳裏を、相性という語がよぎってなりませんでした。

今回は最終話ゆえか、脇役達にも花をもたせ、
山田姐さんと二ツ木さん、じつにイイ味だしてて、その部分も、じつにヨカッタです。

マコト君も、引き際は鮮やか。余韻は、なかなかにサワヤカ、だったしね。

思えば、この物語が大好きだったのは、蛍を演じる綾瀬はるかの抜群のキュートさ、部長との会話のコミカルな絶妙さ。縁側ファンタジー（！）部分もさることながら、

なにげに、目の保養になる美形揃い。
悪役や、気むずかしい人。人間の闇部分を結集させた、暗黒ふりまくヒールの存在や、そういう展開。嵐を呼ぶキャラなしに、ゆるゆるとした、の～んびりワールドも一因だったの…かも。

「なるほど。だから、（とくに、ぶちょおは）イイ男である必要性があったんだね」
との（ダンナさんの指摘に）、思わずプププ…

たしかに、年上ならではの、余裕と包容力とはいえ、見た目がオヤジオヤジしてたり、蛍がリアルに「何とかしなさいっ！」状態だったら、ドラマ（というか、ファンタジー）は成立しなかった、かもしれませんね。

このあたり、配役の勝利！でしょうか

あまりにも、名コンビぶり。味な職場の雰囲気と、縁側パラダイスの素敵さ。
「…その気になれば、続編やスペシャル、作れそうだね」という説に、
共感と期待を込めて１票　(^0^*)/