役者力！ 長瀬智也 （歌姫）

視聴率が示すように、今の時代には、かなり泥臭く、コテコテ（例のお約束コント。「太郎と鈴で～♪」は、半ば踏み絵ですな）。

やたら熱いのに、ジレジレなテンポと展開に、ついにダンナさんも前回で脱落

でも、私は、その、トレンドとは、また違った味つけの昭和感が、決して嫌いではないし、とくに長瀬智也の役者力に感心＆魅了されて、そういう興味を軸に、けっこう興味深く見てます。

だって、「白線流し」では、うんとナイーブな青年を。
「池袋ウエストゲートパーク」では、「めんどくせ～っ」と叫ぶ、イマドキっ子を。

「タイガー&ドラゴン」では、迫力と愛嬌にあふれた、落語家志望のヤクザ。
「マイ★ボス マイ★ヒーロー」では見事な顔芸を披露し、今回。「歌姫」では、また違った味を出してて、ぐんぐん芸域を広げ、目が離せないんですもの。

前述の伊東美咲とは別の方向性…　「器に、自分を合わせて」、物語全体を牽引できるところが、タダモノじゃないですよね。

暴走するオバカ・キャラのクロワッサンにも、だんだん愛すべきものを感じてきました

居候までひきうける大らかな食卓を筆頭に、飲み屋から、強烈女将のいる旅館に至るまで、人情味にあふれた生活感がヨイです。サプライズ・誕生祝いも素敵だったし

どこか、この世界観と登場人物自体に、ダイナミックな劇場感おぼえます
ハイカラな格好してるのに、東北弁丸出しの小池栄子も笑えたし

今後。後半にかけて、どう山場をつくり、オチをつけるものか、普通のドラマとは違った意味で、個人的に興味津々　(^｡^*)