アクション体型、ホラー顔

きくところによると、「ＳＰ」を演じるにあたり、主演の岡田准一は、けっこう時間をかけて身体を作った、というエピソードに「…なるほどなぁ」と感心してしまいました

（しかし、やりすぎてしまい、逆に「筋肉、つけすぎ！」と、監督に怒られてシマッタ…　とのエピソードには、思わず笑ったけど）

やはり、アクションは、体型に負うところ、大！ですよね。

とくに、引いたアングルで、はえること。身体全体による動きに魅力あり、特に、走る場面に引力アリなことが必須条件、みたいな気がします。

そういう意味で、堤真一なぞ、立ち姿からして、じつに決まってるし、なにげに真木よう子なぞ、スレンダーだけど、タフな表情。そして空気が実にヨイですもんね。存在感が光ってます

シュワちゃんの成功も、あのボディあってこその成功！に思われるし、ブルース・ウィリスの勝因は、あの身体と愛嬌顔の絶妙バランスにあるような気がして

そういう意味で、ホラーは「…むしろ、顔かも」　(^_^;)
ふとした、キモの場面。アップが命！みたいなところ、ある気がしません？

特に、名作と呼ばれる作品のポスターに出てくる絶叫顔って、めちゃくちゃ共通したものがあるように感じられるのは…　私だけ？

ちょっと繊細そうで、なんだか「…怖がる顔、見たい…かも」と思わせる、密かなＳっ気を喚起させるな（！）独特の人選。そして、雰囲気があるように思われます。

いっとき、お笑いで模写されてた、Ｂ級ホラーに、ほとんどお約束のように出てくる、脳天気・女子高生の、シャワー・シーン。あれには思わず「あるあるあるぅぅ！」

思えば、怯え役は、バランス的に、アクションと対極にあるような気がします。

アクションは、タフで、怪物でも悪漢でも、やっつけられそうな、強靱な雰囲気…　タイプＳでないとシマらないし、ホラーに必須は、タイプＭ？！　同時に、そういう演出も必要なの…かも

ちょっと面白いなぁ、と感じてしまったのでした。